今秋ドラ1候補 青学大・西川史礁が「プロで中軸を打つ条件」…スカウトが厳しくチェック
日本の4番として活躍できるか。
昨24日、7月の「プラハベースボールウイーク」(チェコ)と「ハーレムベースボールウイーク」(オランダ)に出場する大学日本代表が決定。今秋ドラフト1位候補の西川史礁(青学大・4年=写真)ら24人が選出された。
今年3月、侍ジャパンの欧州代表との強化試合でトップチーム入りを果たした西川は、昨年の日米大学選手権は全試合で4番を担った。フルスイングが魅力の打撃はもちろん、足が速く、肩も強いともっぱら。チームの大黒柱としての活躍が期待されている。
そのドラ1候補の打撃に関して、さらなるレベルアップを期待する声がある。パ球団のスカウトは、「西川は初球から積極的にフルスイングができるのが長所。より高いレベルの打撃を求めるならですが……」と前置きして、こう続ける。
「プロでは内角速球への対応など、さらなる確実性が求められます。2ストライクに追い込まれてからの打撃も注視している。追い込まれるとノーステップ気味の打ち方で、逆方向を狙った打撃に徹する傾向がある。対応力があると言えば聞こえはいいですが、プロで中軸を打つ選手は追い込まれてからもフルスイングができる。追い込まれて軽打に徹してばかりだと、打球がなかなか前に飛ばないし、プロでは中軸を打てません」