東京ドームで「ドジャース山本由伸vsカブス今永昇太」実現へ…大谷の復帰登板は見通し立たず
山本は右肩の故障から9月に復帰し、7勝2敗、防御率3.00でレギュラーシーズンを終え、ポストシーズン(PS)では2勝をマーク。PSの球速は150キロ台後半をマークするなど、球威も回復して完全復活をアピールしただけに、開幕投手の筆頭候補だ。
ドジャースの日本開幕シリーズは大谷の日本凱旋とあってチケット価格が高めに設定され、最も高価なグループシートのマススイート(定員10人)は176万円。観戦券は全て抽選制で、競争率の高いプラチナチケットと化すのは必至。日本のファンが注目する開幕戦は、今季15勝を挙げ、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で5位に入った今永との日本人同士の投げ合いが実現する可能性もある。
オリックス時代の山本は東京ドームと相性が良く、沢村賞とパ・リーグMVPをダブル受賞した2021年以降、計2試合で0勝1敗ながら、防御率2.57。23年のWBC1次ラウンドの豪州戦では4回を1安打無失点、8奪三振の好投で、日本の2次ラウンド進出をもたらした。
大谷の二刀流復帰はかなわずとも「弟分」が躍動しそうだ。