大谷翔平の来季3年連続4度目MVPに高いハードル…二刀流復活がむしろ足枷、起用法も限定的か
いったい、どれだけ欲の皮が突っ張ってるのか──。
そう思いたくもなるのが今季、4年ぶりにワールドシリーズを制したドジャースだ。日本時間27日、ジャイアンツからFAになっていた左腕のブレイク・スネル(31)を5年約277億円で獲得したと、複数の米メディアが報じた。
スネルはサイ・ヤング賞を2度獲得(18、23年)。今年8月には自身初のノーヒットノーランを達成している。
来季はグラスノー(31)や山本由伸(26)に加え、大谷翔平(30)も投手として復帰する。それでもスネルを獲得した裏には、大谷を投手としてフル回転させられない事情もあるという。
オフに手術した左肩の状態が予想以上に深刻だったうえ、右肘手術明けで投球回数に制限がかかるからだ。
ゴームズGMは「(左肩手術の)術後の状態は良好だ。バッティングは来春のキャンプに間に合うと思う」と話す一方、3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦での登板は「まだ不透明な部分があるだけに、最善の方法を見つけたい」と慎重な言い回しをしている。つまり二刀流復活の来季も、打者に軸足を置かざるを得ないのが実情だ。