佐々木朗希が初実戦で露呈した制球不安…メジャー未経験の若手捕手から痛恨被弾
20球団以上が争奪戦を展開した大物ルーキーが、ついにベールを脱いだ。
ドジャース・佐々木朗希(23)が日本時間26日、キャンプ地アリゾナ州グレンデールの球団施設で、特別ルールで行われたホワイトソックスとの練習試合に実戦初登板。ライブBPといわれる実戦に近い打撃練習形式で行われ、打者10人に対して3イニング相当を1本塁打含む2安打2四球1奪三振だった。
佐々木は立ち上がりにいきなり洗礼を浴びた。2023年のドラフトでレッドソックスから1巡目(全体14位)指名を受けてプロ入りし、今キャンプは招待選手として参加しているカイル・ティール捕手(23)に甘く入った2球目の直球を右翼スタンドに運ばれた。メジャー経験のない若手捕手ながら、まざまざとパワーを見せつけられた。
2イニング目は三者凡退。ロバーツ監督が明かした当初の予定では2回までだったが、その後も続投し、3イニング目は1安打2四球。制球を乱したこともあり、38球に達したところで降板した。
ルーキー右腕の実戦初登板とあって大谷翔平(30)はブルペンで30球を投げ込んだ後、本球場へと急いだ。スタンドから山本由伸(26)、ロバーツ監督の他、ゴームズGM、フリードマン編成本部長ら球団フロントとともに佐々木の登板を見守った。