肺がん
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山川豊さんが告白…肺がんの脳転移は長期延命どころか治る可能性も
今年1月にがんであることを発表した歌手の山川豊さん(65)が、ステージ4の肺がんだそうです。 「日刊ゲンダイ」にそのことを語ったインタビュー記事が話題になっています。診断を受けたとき、頭に2カ所の転移があったそうです。 ...
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たばこを吸わない人の「肺がん」増加! 症状がないから大丈夫…と思ってはいけない
肺がんを、喫煙者または受動喫煙者にリスクが高い病気だと思っていないか? 自分はたばこを吸わないから、身近に吸っている人もいないから、発症するはずがないと──。実は今、たばことは強く関連しない肺がんが増えている。 ◇ ◇ ...
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小細胞肺がん余命を3倍に延ばす…革新的治療薬を米FDAが認可
FDA米食品医薬品局が肺がん患者のための革新的な治療法を承認し、ニュースになっています。 小細胞肺がん(SCLC)は、肺がんの中でも進行と転移が非常に速く、転移しやすい悪性度の高いがんとされています。喫煙により発症することが...
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肺がん治療の今(4)散らばったがんにも負けない薬で叩き、陽子線でとどめを刺す
肺がんと確定診断された際、治療に至るまでの流れはこうだ。 肺がん全体の85%を占める非小細胞肺がんでは、遺伝子検査と、免疫チェックポイントの有無を調べる検査(PD-L1検査)が行われる。 これらでがんの特徴を把握し、...
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肺がん治療の今(3)分子標的薬と免疫チェックポイント阻害剤で攻撃
肺がんといっても、性質はそれぞれだ。その性質に合ったオーダーメードの治療ができれば、治療成績も向上する。難治性のがん、肺がんの治療成績が良くなっているのは、がん細胞の発生・増殖に関わる遺伝子変異を調べることができ、かつ、その遺伝子変...
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肺がん治療の今(2)「組織型」「遺伝子変異」「免疫チェックポイント」でオーダーメード治療
肺がんには、組織型という分類がある。組織型ではまず非小細胞肺がんと小細胞肺がんに分類され、非小細胞肺がんはさらに腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんに分類される。どれに該当するかでできる部位や性質が異なる。かつては組織型によって、治療方...
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手術できない「ステージ3の肺がん」で東洋医学の専門家が打った手は?
東洋医学の専門家が、がんを発症したらどんな治療を受けるのか--? その問いに答えてくれたのが、日本医学柔整鍼灸専門学院(東京・高田馬場)の校長、奥田久幸さん(70歳・柔道整復師、鍼灸師)だ。 ◇ ◇ ◇ 奥田さん...
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【肺がん検診】発見は1万人に3人…低線量肺がんCT検査の希望者が増えている
肺がん検診の対象者は50歳以上、毎年1回受けることが推奨されています。内容は胸部レントゲン撮影なので、職場健診を受けている人は、別途受診する必要はありません。 ただし、受診前に問診票を渡されます。痰に血が混じるなどの自覚症状...
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抗菌剤を使うと肺がんが増える? 感染症専門誌で韓国の研究結果が論文報告
肺がんは医療の進歩した現在でも、予後の良くないがんのひとつとして知られています。肺がんの原因として第一に挙げられるのはたばこを吸うことで、喫煙者が減少するにつれて、たばこと関連する肺がんは減っていますが、たばことは関連が少ないタイプ...
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上岡龍太郎さんの訃報で改めて「がんで死にたい」と思い直した
元タレントの上岡龍太郎さんの訃報が報じられました。享年81。先月半ばに大阪府内の病院で息を引き取り、葬儀などはすでに身内で済ませたそうです。 2000年の突然の引退から23年。レジェンド芸人の命を奪ったのは、肺がんと間質性肺...
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結果は残念だったが…ライバル薬の比較臨床は有意義だった
4月28日、国立がん研究センターを中心とした研究グループ(JCOG)が、肺がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の第3相臨床を中止したと発表した。解説したい。 まずは臨床試験の概要だ。対象は再発、あるいは進行した未治療の肺が...
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小倉一郎さん肺がんとの闘い「子供たちに伝えたとき、ガマンしていた涙がワーッと」
去年3月、ステージ4の「肺がん」と宣告されました。判明したきっかけは骨折でした。一昨年12月、ドラマ「さすらい署長 風間昭平」(テレビ東京系)のロケ先の福島で、移動車のレールの枕木の下に右足先が入り込んでひっくり返り、右足首を骨折し...
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歌手・水木一郎さんが他界…肺がんの脳転移は放射線と薬の順番で予後が変わる
歌手・水木一郎さんの命を奪ったのは、肺がんでした。享年74。先月27日にライブでステージに上がってから9日後の訃報でした。肺がんは罹患数2位、死亡数1位で、日本人に多いがんですから、人ごとではありません。 報道などによると、...
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ユーチューバー辻トオルさん肺がんとの闘い「3カ月から半年前の発症でステージ4…驚きでした」
「肺がんの疑いが強い」と診断されたとき、すでに副腎と右肋骨にも転移がある状態で、「ステージ4」と告げられました。当時、自分はその意味がわからず「ステージ4って軽いのですか? 重いのですか?」と医師に聞きました。すると、「末期です」との...
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再発肺がんで急逝した三遊亭円楽さん 報道より進行していた可能性
肺がんで亡くなった落語家・三遊亭円楽さん(享年72)が4日、親族や直弟子21人に囲まれて荼毘(だび)に付されたそうです。葬儀の最後、奥さまが「楽ちゃん、ありがとう」と声をかけると、お経をあげた菩提寺の住職も涙で声を詰まらせたといいま...
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切除不能の「ステージ3肺がん」は最新の免疫放射線療法で根治へ
がんは、手術と放射線、抗がん剤が3大治療。そこに2014年、世界初の免疫チェックポイント阻害剤オプジーボ(一般名ニボルマブ)が加わった。以来、免疫チェックポイント阻害剤は開発が進み、今やさまざまながん治療に応用されている。その進化系...
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小倉智昭さんは「運が良かった」と告白 がんの転移があっても原発を治療できるケース
読者の皆さんは、どう思われたでしょうか。膀胱がんを公表している、キャスター・小倉智昭さん(74)のことです。昨年夏に肺への転移が見つかり、抗がん剤などの治療で活動を休止していましたが、このほどラジオ番組に出演。膀胱全摘後に肺転移が見...
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演歌歌手・三沢あけみさんは2つのがんを克服 検診と「一がん息災」
理想は無病息災でしょうが、一病息災も悪くありません。それが、がんであってもです。 歌手の三沢あけみさん(76)がテレビ番組で自らのがん経験を語り、話題を呼んでいます。10年前に乳がん、3年前に肺がんを患っていたそうです。 ...
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世界初の肺がん治療薬が日本で承認 これで治療はどう変わるのか?
肺がんの新薬が続々と登場している。1月に日本で製造販売が承認された「ソトラシブ(商品名ルマケラス)」は、進行肺がんのうち「KRAS(ケーラス)遺伝子変異」というタイプに有効な世界初の薬だ。静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科の高橋利明...
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進行肺がん治療の最前線 新たな治療薬の承認で何が変わるのか
2021年9月、新たな肺がん治療薬が承認された。肺がんは、がんの中でも死亡数トップ。新薬登場で何が変わるのか? 国立がん研究センター東病院呼吸器内科長の後藤功一医師に聞いた。 ◇ ◇ ◇ 肺がんは、がん細胞の形態...
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LUNA SEA河村隆一さんは肺活量を懸念…肺がん手術で「呼吸機能」はこう変わる
肺がんのうち、男性は4割、女性は7割を占めるのが肺腺がんです。肺の奥で酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞の周りにできるタイプで、たばことの関係が薄いことが分かっていまして、たばこを吸わなくても発症します。 肺がん啓発イベントに...
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肺がん治療に新たな選択肢 2種の薬の組み合わせで余命が延びる
肺がん治療で新たな選択肢が生まれた。近大医学部付属病院腫瘍内科主任教授の中川和彦医師に話を聞いた。 肺がんは、小細胞がんと非小細胞がんの2つのタイプに分かれる。このうち非小細胞がんは、遺伝子変異が原因となっているものがあり、...
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4月1日から施行される「改正健康増進法」について思うこと
多くのコンビニエンスストアでは、たばこを販売しています。行政機関の庁舎にはコンビニが入っているところが多く見られます。 4月1日から施行される「改正健康増進法」では、行政機関の庁舎の敷地内が禁煙としてあります。しかし、庁舎内...
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円楽は3週間入院 肺がんの脳転移は治療の順番が延命を左右
早期発見が何よりでしょう。落語家の三遊亭円楽さん(69)が、脳腫瘍で3週間入院して治療を受けると報じられたことです。 報道によると、1カ月ほど前から気分が落ち込むようになり、医療機関で検査を受けたところ脳腫瘍が発見されたとい...
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三遊亭小円朝さん49歳で…働き盛りが肺炎で命を落とす持病
寒さが厳しさを増し、インフルエンザが流行している。厚労省の発表によると、全国の推計患者数は約6万人。例年、1月下旬ごろにピークを迎え、シーズン全体では1000万人前後を苦しめるといわれる。 インフルとの兼ね合いで注意したいの...
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桂歌丸さんも苦しんだ…余命十数年でも気づかないCOPDとは
落語家・桂歌丸さんの病気。それが、COPD(慢性閉塞性肺疾患)だ。歌丸さんは今年7月、COPDにより81歳で亡くなった。酸素チューブを鼻に装着し高座に上がっていた姿を覚えている人もいるだろう。 このCOPD、名前は知っていて...
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日本人男性の死因8位 息苦しいなら慢性閉塞性肺疾患を疑え
階段を上ると息が切れる。坂道を歩くのがつらい。よく風邪をひく――。もしこれらの症状に当てはまるようなら、COPD(慢性閉塞性肺疾患)かもしれない。 「COPDは症状がかなり進行するまで、気付かない人が大半です。その大きな理由と...
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最期まで自分らしく生きる がんの緩和的放射線療法とは
先月15日に亡くなった女優・樹木希林さんの死に際をうらやましく思うシニア世代も多いはずだ。全身がんを患いながら、生活の質を下げかねない手術や治療を拒否し、最期まで女優と家庭のことを全うした。現在、がんで苦しんでいる人の中には「56年...
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肺がん根治目指す 初の免疫チェックポイント阻害剤が登場
今年のノーベル生理学・医学賞受賞で大注目の免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」。いくら「夢の薬だ」といっても、肺がんの80%以上を占める非小細胞肺がんでは手術不能な進行(転移があること)・再発がんが対象で、抗がん剤や放射線治療後...