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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

小細胞肺がん余命を3倍に延ばす…革新的治療薬を米FDAが認可

公開日: 更新日:

 FDA米食品医薬品局が肺がん患者のための革新的な治療法を承認し、ニュースになっています。

 小細胞肺がん(SCLC)は、肺がんの中でも進行と転移が非常に速く、転移しやすい悪性度の高いがんとされています。喫煙により発症することが多く、中高年の男性に多い肺がんでもあります。アメリカでは毎年約3万5000人が小細胞肺がんと診断されていますが、発見された時には肺の外に転移しているのが通常だといいます。

 小細胞肺がんの治療法は過去数十年間、ほとんど進歩していませんでした。化学療法と免疫療法を組み合わせた治療がありますが、一度治癒しても95%の確率で再発するというデータもあります。

 しかし、今回承認されたアムジェン社の新たな免疫治療薬タルラタマブは、これまでの治験では、患者の余命を3倍に延ばし、服用後の生存期間の中央値は14カ月と報告されています。また薬を投与された患者の4割に効果があったとのことです。

 タルラタマブは二重特異性抗体で、T細胞とがん細胞との間に複合体を形成し、これによりT細胞を活性化させて腫瘍細胞を溶解させる仕組みです。

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