日本人男性の死因8位 息苦しいなら慢性閉塞性肺疾患を疑え

公開日: 更新日:

 階段を上ると息が切れる。坂道を歩くのがつらい。よく風邪をひく――。もしこれらの症状に当てはまるようなら、COPD(慢性閉塞性肺疾患)かもしれない。

「COPDは症状がかなり進行するまで、気付かない人が大半です。その大きな理由として、COPDがどういう病気かを知っている人が少ないことが挙げられます」

 こう言うのは、呼吸器疾患を専門に診る「池袋大谷クリニック」の大谷義夫院長だ。

 COPDは、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称だ。原因の大半はたばこで、長年の喫煙習慣によって肺の中の気管支に慢性的に気管支炎が起こる。

 さらに、気管支が枝分かれした奥にある小さな袋「肺胞」が破壊され、肺気腫に至る。

「喫煙者の15~20%が発症します。禁煙をしてもたばこの影響はその後、何年も残るので、“今は吸っていない”という場合もリスクは高い。また、非喫煙者であっても、たばこの煙に頻繁にさらされる環境にいれば、発症のリスクがあります」(大谷院長=以下同)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い