腰痛
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剥がした後も4週間は紫外線に当たるのを避けるべき湿布薬
腰痛を含む筋肉や関節の痛みに対しては、NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)の貼付剤(湿布)が多く使われています。中でも、「ケトプロフェン」(モーラステープなど)は効果が強力で剥がれにくく使用感も良いため、大変人気があります。 ...
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痛みを抑える外用薬は手軽だからといって安易な過剰使用は厳禁
腰痛だけでなく、膝の痛みや肩こりなどで外用薬を使っているという方は多いのではないでしょうか。 そうした痛みに対する外用薬は大きく3つに分類されます。①「テープ剤やパップ剤などの貼付薬(いわゆる湿布)」②「軟膏(なんこう)・ク...
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腰痛治療に血管拡張剤や疼痛治療薬が使われるケースもある
腰痛の原因として考えられる疾患に腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症があります。脊柱管の血管や神経が圧迫を受けることにより痛みやしびれが生じます。特に下肢の痛みが強く、座位(座っている状態)よりも立位(立った状態)で歩行する際に背中を曲げ...
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痛みを強力に抑える「オピオイド」腰痛治療では「非麻薬性」が使われる
腰痛の治療では「オピオイド」と呼ばれる鎮痛薬が使われるケースもあります。オピオイドとは、中枢神経(脳・脊髄)や末梢神経に存在するオピオイド受容体に結合して鎮痛作用を示す物質の総称で、植物由来の天然のオピオイド、化学的に合成・半合成さ...
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筋弛緩剤を使う場合は併用する薬に注意する
腰痛診療ガイドラインでは、治療薬として「筋弛緩剤」が第2選択薬として推奨されています。腰痛では筋肉の緊張が起こって収縮し、さらに痛みを助長しているケースもあるため、その原因である筋緊張を緩和する薬剤を用いて筋肉のこりやこわばりを解き...
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アセトアミノフェン 安全性は高いが使い過ぎると肝障害のリスク
前回、腰痛の薬物治療に使われる「NSAIDs」(非ステロイド性抗炎症薬)について詳しくお話ししました。今回は、最近になって腰痛にも多く使用されるようになった解熱鎮痛薬「AAP」(アセトアミノフェン/商品名=カロナール)について解説し...
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血液をサラサラにする薬を飲んでいる人は鎮痛剤の使用に注意
腰痛の薬物治療で繁用される消炎鎮痛薬が「NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)」です。ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニンなど)、ジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)、インドメタシンなどは医療用だけでなく、市販薬としても多く...
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薬物治療の第一選択「NSAIDs」は食後に多めの水で服用する
腰痛症は「急性腰痛」「亜急性腰痛」「慢性腰痛」と大きく3つに分類されます。発症からの期間が4週間未満は急性腰痛、4週間以上3カ月未満は亜急性腰痛、3カ月以上は慢性腰痛とされています。一般に急性腰痛症は自然に軽快することが多く、経過は...
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気温が下がる冬は「こわばり」に注意 体を温めると改善する場合も
日本整形外科学会、日本腰痛学会が監修した腰痛診療ガイドラインによると、「腰痛は単一の疾患単位ではなく症状である」とされています。病気の名称ではなく、腰を中心とした痛みや張りといった不快感の総称なのです。 腰痛の原因はさまざま...
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深刻な病気が隠れている「腰痛」の見極め方は?
一般的な腰痛は、同時に足がしびれたり、足に力が入らないといった症状が出るケースが多く見られます。腰の神経は足に向かって通っているためです。しかし、腰の痛みと合併した足以外の違和感を覚えたら、重病が隠れている可能性があります。 ...
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腰痛治療の新たな選択肢になるか?「遠絡療法」とは何か
日本整形外科学会の調査によれば、腰痛を抱える人は3000万人。75%以上が丁寧な診察によって原因が分かるというが、薬、理学療法、リハビリ、神経ブロック注射や局所ステロイド注射を受けても腰痛がなかなか改善せず、日常生活に支障を来してい...
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スマホアプリは腰痛に有効か 米の内科専門誌に論文掲載
ぎっくり腰は、痛みで動けなくなることもまれではありません。本人にとっては、とても深刻な状態ですが、たいていは病院でレントゲンを撮っても、「特に異常はありません」と言われ、湿布や痛み止めが処方されておしまいです。 腰痛持ちとい...
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肩甲骨<上>ハーバード大客員教授が教えるガチガチ度チェック法
体は加齢とともに硬くなる。普段からほぐしておかないと体にさまざまな悪影響を及ぼす部位がある。それは肩関節の土台といえる「肩甲骨」。背中の上部に左右対称に位置している逆三角形の平たい骨だ。 肩甲骨と体幹(胴体)をつなぐのは鎖骨...
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高齢者の1割が脊柱菅狭窄症 手術すべきベストなタイミングは
主に加齢で黄色靱帯という靱帯が分厚くなるなどして脊柱管が狭くなり、脊柱管を通る神経が圧迫される「脊柱管狭窄症」は、高齢者の10人に1人は該当するともいわれる。老親のために、知っておくべきことは? 「下肢やお尻にしびれ、痛み、重...
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寿命縮める運動量の激減は「グーパージャンプ」で解消できる
東京、大阪、京都、兵庫で3度目の緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出を控えている人がこれまで以上に増えている。しかし、自宅にこもって日々の運動量が過度に減ると、とくに高齢者の場合は深刻な状態を招きやすくなる。「究極の健康習慣」の著...
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腰<下>「立ち上がりエクササイズ」で骨盤の柔軟性を保つ
X線などの検査をしても脊柱(背骨)に異常が見られず原因がわからない腰痛は、「腰回りの筋肉の凝り(硬直)」が大きな原因になっていることが多い。腰の「凝り」は「痛み」として脳に伝えられ交感神経が刺激されることで血管が収縮して、さらに筋肉...
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腰<上>腰痛に効く3つの「ちょいストレッチ」専門医が指南
厚労省の調査によると、腰痛に悩む人は推定約2800万人。約4人に1人が腰痛を抱えていることになる。腰痛には、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの脊椎の疾患によって引き起こされるものもあるが、原因がよくわからない非特異的腰痛症も多い。 ...
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「腎」を強化して血行を促進するイワシとニラで腰痛を改善
なんだかいつも気になる腰の痛み。一段と募る寒さ、そして年末の大掃除で腰痛が悪化しがちなこの季節、体の中からしっかりサポートしましょう。 中医学では「腰は腎の府(容器)」といわれ、「腎」と呼ばれる臓器との関係が深いとされていま...
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大山加奈さん椎間板ヘルニアと闘い「死んだほうが楽だ」と
「よくこんな状態でバレーボールやってたね」 医師にそう驚かれたのは、2008年の京大病院でのことでした。その年の8月、北京五輪が開催されている真っ最中に私は「椎間板ヘルニア」と「脊柱管狭窄症」の手術を受けていました。 ...
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片足立ちで靴下がはけない人は…将来の「寝たきり」リスク大
あなたは、片足立ちで靴下がはけるだろうか? もしできなければ、ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)の心配がある。 ロコモとは、骨や関節、筋肉などの運動器が衰え、転倒、それによる骨折や寝たきりの可能性が高い状態をいう。20...
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トレーニングで克服 谷隼人さん語る椎間板ヘルニアとの闘い
腰痛がひどくなって人生初のMRI検査を受けたのは40代半ばでした。もののみごとに腰椎の4番と5番にヘルニアが認められ、医師には「かなり悪いです。5段階でいうと4レベル。これは手術ですね」と言われてしまいました。 でも、結局手...
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階段の「下り」こそ筋力アップのチャンス ポイントは膝と足指の向き
外出する機会が極端に減った人は多いだろう。記者もそのひとりで、気になるのはやはり運動不足だ。 「たまに外出した際には、なるべく筋力アップを意識したいですね。たとえば、つい使ってしまうエスカレーターやエレベーターは使用せずに、階...
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歌手の香寿美さん「坐骨神経痛」に苦しんだ1年半を語る
いまだに何が効いて治ったのか分からないのですが、激痛から解放されるまでおよそ1年半かかりました。 痛みの始まりは2017年の夏に風邪をひいたとき、咳き込んでギックリ腰になったことでした。20代の頃に舞台上のアクシデントでギッ...
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腰の後ろと太ももの前の筋肉が緊張すると腰痛を引き起こす
パーソナルトレーナーとしても活動するアスレチックトレーナーの三田貴史さんは、都内の整形外科でリハビリ指導も行っている。患者の訴えで多いのが、腰痛だ。 「腰痛をよく起こす人は、腰の後ろの筋肉が緊張して短くなる傾向がある。そうなる...
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股関節が硬いと腰痛を引き起こす…普段から正しく動かす
パーソナルトレーナーとしての活動以外に、整形外科で患者のリハビリ指導に当たる米国の医療国家資格アスレチックトレーナーの三田貴史さん。毎日たくさんの患者と接する中で、股関節が硬い人が多いことが気になっているという。 「自分の股関...
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男性も多い…60歳以上は外反母趾が増加 転倒や腰痛の原因
外反母趾は、ハイヒールや先の細い靴を履く若い女性に多いもの。そんな印象を持つ人は多いだろう。だが意外や意外、実は60~70代にも多く見られると、米国の医療国家資格アスレチックトレーナーの三田貴史さんが言う。 「医療機関でリハビ...
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1分でできる腰痛対策 座りっぱなしテレワークで多大な負荷
仕事に不向きな机や椅子で腰が限界――テレワークで悲鳴を上げている腰痛持ちは多いだろう。長時間自宅にこもり、活動量の低下で血流が悪くなるのも腰痛悪化に拍車をかける。 「座りっぱなしだと、腰には多大な負荷がかかります。背筋や腰が丸...
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在宅勤務で腰痛がつらい…「仕事環境別」こうして軽減する
どうすれば腰痛を軽減できるか? 昨日に続き、腰痛解消のコツを青山一丁目カイロプラクティック院の山口博院長に聞いた。 「在宅勤務で特に気をつけて欲しいのは、ストンと力を抜いても腰が丸まらない姿勢を保てるよう、しっかりした硬めのク...
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テレワークが長引いて腰や肩が凝るように…なぜなのか?
【Q】 緊急事態宣言以降、自宅でテレワークするようになりました。最初はリラックスできると喜んだのですが、腰や肩が凝るようになり痛みも感じます。なぜですか? (30代男性) 【A】 同様の質問を最近よく受けます。原因は椅子にあるの...
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在宅勤務で腰痛が辛い…解消のコツは座る姿勢とストレッチ
「在宅勤務2日目で腰痛がひどすぎ」「ローテーブルでのデスクワークはもう限界。腰痛がつらくて仕事に集中できない」……。今、腰痛に悩む人が急激に増えている。どう対策を講じればいいのか?青山一丁目カイロプラクティック院の山口博院長に聞いた。...