片足立ちで靴下がはけない人は…将来の「寝たきり」リスク大

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 あなたは、片足立ちで靴下がはけるだろうか? もしできなければ、ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)の心配がある。

 ロコモとは、骨や関節、筋肉などの運動器が衰え、転倒、それによる骨折や寝たきりの可能性が高い状態をいう。2009年につくられたのがロコモをチェックする7つの項目だ。

 それは冒頭の「片足立ちで靴下」のほか、「階段を上るのに手すりが必要」「家の中でつまずいたり滑ったりする」「横断歩道を青信号で渡りきれない」「15分くらい続けて歩けない」「2キロ程度の買い物をして持ち帰るのが困難」「家のやや重い仕事が困難」。

「1つでも当てはまればロコモの心配があります」(慶応義塾大学医学部整形外科学教室・松本守雄教授)

 もし、7つのロコモチェックで引っかかるようなら、ロコモの評価法である「ロコモ度テスト」をやってみるべき。これは「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」「ロコモ25」の3つで構成されている。

 立ち上がりテストは「両腕を組んで高さ40センチの台に腰掛け、反動を使わずに両足で立ち上がり、3秒間保持できるか。また、同じことを片足でもできるか」。2ステップテストは「できる限り大股で歩いた2歩幅分を身長で割った数値がいくつか」。ロコモ25は「この1カ月の体の痛みや、普段の生活で困難に感じていることなど25の質問で測定した点数」(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公式HP「ロコモONLINE」参照)。

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