腰痛
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何度も繰り返しやすい「ぎっくり腰」は簡単な筋トレで予防できる
突然の激しい腰痛で動けない──。「ぎっくり腰」で脂汗をかいた経験はないだろうか。海外では魔女の一撃と呼ばれるほどの痛みが走り、何度も繰り返す人は少なくない。再発を防ぐにはどうすればいいのか。あいちせぼね病院院長の伊藤全哉氏に聞いた。...
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腰・膝・足首が痛い人は…股関節の「硬さ」を要チェックするべし
「股関節ほぐし」という名のストレッチが、SNSに盛んにアップされている。ジムに行けば「股関節が硬くなっていませんか?」という声がけもある。股関節が硬いと支障があるのか。世田谷人工関節・脊椎クリニック(東京・世田谷)の人工関節センター長...
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慢性的な腰痛で悩んでいるなら…「痛み」の専門外来を受診する
2022年の国民生活基礎調査では、有訴者率の高い症状トップが、男女ともに「腰痛」。そんな腰痛、慢性的な症状に悩む人の中には、「痛み」の専門外来を受診する人も出てきている。どんな検査・治療を行うのか? 中部国際医療センター痛みセンター...
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足腰が痛んでしびれる「すべり症」は80代でも手術で治せる
足腰がひどく痛んで歩けない--。中高年の女性に多いのが「腰椎変性すべり症」だ。近年は体への負担が少ない新しい手術法が取り入れられているという。総合東京病院脊椎脊髄センター長の伊藤康信氏に詳しく聞いた。 腰椎すべり症は、積み木...
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姿勢が“くの字”の「腰曲がり」は治せる、予防できる 年をとっても遅くはない
姿勢が“くの字”に折れ曲がった「腰曲がり」の高齢者を誰もが目にしたことがあるのではないか。腰が曲がっていると重心が前方に寄ってしまうため歩行困難になり転びやすくなったり、内臓の病気を招くリスクもアップする。家族や自分が苦しまないよう...
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腰痛治療最前線 検査で異常が見つからない慢性痛を改善する
慢性的な腰痛でつらい。何か打つ手はないのか。福島県立医科大学整形外科学講座准教授の二階堂琢也医師に話を聞いた。 「腰痛をはじめとする身体的な痛みには、大きく分けて侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛があります」 ケガをすると...
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花粉症がぎっくり腰を招く…座ったままできるストレッチで対策
花粉がつらい……。環境省によると、花粉を飛散させるスギ雄花の芽の数は、東京、神奈川、福岡など12の都府県において、過去10年間で最多。今シーズン、花粉の飛散量が非常に多くなると予想されている。 雄花の芽は平均と比べ、東京15...
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花粉症シーズンは腰痛悪化シーズン…7つのツボで痛みを解消
厚労省による国民生活基礎調査(2019年)によると、腰痛の自覚症状がある人の率は男性で1位、女性で2位。そんな多くの人が抱える腰痛は、花粉症のシーズンに悪化しやすいから要注意だ。まだまだ寒くて筋肉が硬くなりがちである上、繰り返すくし...
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腰の痛みはAIで改善できる? 米国医師会内科専門誌で研究報告
「AI」という言葉を頻繁に聞くようになりました。 将棋も名人よりAIが強いことは、正面切ってそうは言わなくても常識のようになりましたし、人間のやっている多くの仕事がAIに取って代わられるようになりました。 医療も例外で...
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腹痛の受診は「いつから」「どこが」「どのように」を伝える
女性の4人に1人が生活に影響する激しい腹痛を経験している。製薬会社「アルナイラム・ジャパン」による「腹痛に関する全国実態調査」で明らかになった。 調査の対象は、15~49歳の女性15万人。中等度以上の腹痛経験者のうち、腹痛の...
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薬物治療だけでなく理学療法や食事も大切
これまで、腰痛に使われる医薬品について解説してきましたが、薬物治療はあくまでも痛みを抑える対症療法ですので、それ以外の治療や予防も大切です。 腰痛に対して、薬物治療とともに重要視されているのが「理学療法(リハビリテーション)...
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「痛み」に対して即効性が期待できる3つの漢方薬
腰痛に使われる漢方薬の中でも比較的即効性があるとされる3剤を紹介します。 「苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)」は、茯苓(ブクリョウ)、乾姜(カンキョウ)、白朮(ビャクジュツ)、甘草(カンゾウ)と4種の生薬から成ります。...
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70社8000人が使用中「肩凝り・腰痛対策アプリ」の仕組みと効果
従業員の「肩凝り・腰痛」などの不調が、企業に大きな損失を与えている──。そんな視点から企業の生産性向上を目的とした肩凝り・腰痛対策アプリ「ポケットセラピスト」を提供するのは、ヘルステック企業のバックテック(本社・京都府)。上場企業を...
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女性向けイメージがある「当帰芍薬散」はタイプにより男性にも
腰痛に使われる漢方薬について、今回は「当帰(トウキ)」にスポットを当ててお話しします。 当帰はセリ科の植物で、その根を乾燥した部分が生薬として用いられます。栄養素を全身に巡らせる働きがある「血(ケツ)」を補う作用があるとされ...
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胃腸が弱い人の腰痛には多くの生薬からなる「五積散」が良いケースも
これまで、腰痛に対して用いられる漢方薬をいくつか紹介してきましたが、今回は「五積散(ゴシャクサン)」についてお話しします。 構成生薬は蒼朮(ソウジュツ)、陳皮(チンピ)、当帰(トウキ)、半夏(ハンゲ)、茯苓(ブクリョウ)、甘...
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女性特有の症状からくる腰痛に使われる2つの漢方薬 下痢には注意
腰痛に対して使われる漢方薬の中でも、特に婦人科系の疾患に起因する痛みに効果が高いものがあります。その中でも、構成生薬に芒硝(ボウショウ)と大黄(ダイオウ)を含む漢方薬を中心にお話しします。 まずは「桃核承気湯(トウカクジョウ...
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鎮痛の代表的な漢方「芍薬甘草湯」は筋肉の張りが強い腰痛に使われる
前回に引き続き、腰痛に対して使用される「漢方薬」を紹介します。 今回は一般薬としても広く認知されている「芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)」についてお話しします。 構成生薬は、芍薬と甘草の2種類で非常にシンプルな処...
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高齢者の腰痛では漢方薬の「八味地黄丸」がよく使われる
腰痛に対して用いられる薬の中には「漢方薬」も数多くあります。今回はその中でも比較的使用頻度が高い「八味地黄丸(ハチミジオウガン)」についてお話しします。 八味地黄丸は、地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)、...
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剥がした後も4週間は紫外線に当たるのを避けるべき湿布薬
腰痛を含む筋肉や関節の痛みに対しては、NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)の貼付剤(湿布)が多く使われています。中でも、「ケトプロフェン」(モーラステープなど)は効果が強力で剥がれにくく使用感も良いため、大変人気があります。 ...
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痛みを抑える外用薬は手軽だからといって安易な過剰使用は厳禁
腰痛だけでなく、膝の痛みや肩こりなどで外用薬を使っているという方は多いのではないでしょうか。 そうした痛みに対する外用薬は大きく3つに分類されます。①「テープ剤やパップ剤などの貼付薬(いわゆる湿布)」②「軟膏(なんこう)・ク...
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腰痛治療に血管拡張剤や疼痛治療薬が使われるケースもある
腰痛の原因として考えられる疾患に腰部脊柱管狭窄(きょうさく)症があります。脊柱管の血管や神経が圧迫を受けることにより痛みやしびれが生じます。特に下肢の痛みが強く、座位(座っている状態)よりも立位(立った状態)で歩行する際に背中を曲げ...
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痛みを強力に抑える「オピオイド」腰痛治療では「非麻薬性」が使われる
腰痛の治療では「オピオイド」と呼ばれる鎮痛薬が使われるケースもあります。オピオイドとは、中枢神経(脳・脊髄)や末梢神経に存在するオピオイド受容体に結合して鎮痛作用を示す物質の総称で、植物由来の天然のオピオイド、化学的に合成・半合成さ...
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筋弛緩剤を使う場合は併用する薬に注意する
腰痛診療ガイドラインでは、治療薬として「筋弛緩剤」が第2選択薬として推奨されています。腰痛では筋肉の緊張が起こって収縮し、さらに痛みを助長しているケースもあるため、その原因である筋緊張を緩和する薬剤を用いて筋肉のこりやこわばりを解き...
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アセトアミノフェン 安全性は高いが使い過ぎると肝障害のリスク
前回、腰痛の薬物治療に使われる「NSAIDs」(非ステロイド性抗炎症薬)について詳しくお話ししました。今回は、最近になって腰痛にも多く使用されるようになった解熱鎮痛薬「AAP」(アセトアミノフェン/商品名=カロナール)について解説し...
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血液をサラサラにする薬を飲んでいる人は鎮痛剤の使用に注意
腰痛の薬物治療で繁用される消炎鎮痛薬が「NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)」です。ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニンなど)、ジクロフェナクナトリウム(ボルタレンなど)、インドメタシンなどは医療用だけでなく、市販薬としても多く...
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薬物治療の第一選択「NSAIDs」は食後に多めの水で服用する
腰痛症は「急性腰痛」「亜急性腰痛」「慢性腰痛」と大きく3つに分類されます。発症からの期間が4週間未満は急性腰痛、4週間以上3カ月未満は亜急性腰痛、3カ月以上は慢性腰痛とされています。一般に急性腰痛症は自然に軽快することが多く、経過は...
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気温が下がる冬は「こわばり」に注意 体を温めると改善する場合も
日本整形外科学会、日本腰痛学会が監修した腰痛診療ガイドラインによると、「腰痛は単一の疾患単位ではなく症状である」とされています。病気の名称ではなく、腰を中心とした痛みや張りといった不快感の総称なのです。 腰痛の原因はさまざま...
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深刻な病気が隠れている「腰痛」の見極め方は?
一般的な腰痛は、同時に足がしびれたり、足に力が入らないといった症状が出るケースが多く見られます。腰の神経は足に向かって通っているためです。しかし、腰の痛みと合併した足以外の違和感を覚えたら、重病が隠れている可能性があります。 ...
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腰痛治療の新たな選択肢になるか?「遠絡療法」とは何か
日本整形外科学会の調査によれば、腰痛を抱える人は3000万人。75%以上が丁寧な診察によって原因が分かるというが、薬、理学療法、リハビリ、神経ブロック注射や局所ステロイド注射を受けても腰痛がなかなか改善せず、日常生活に支障を来してい...
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スマホアプリは腰痛に有効か 米の内科専門誌に論文掲載
ぎっくり腰は、痛みで動けなくなることもまれではありません。本人にとっては、とても深刻な状態ですが、たいていは病院でレントゲンを撮っても、「特に異常はありません」と言われ、湿布や痛み止めが処方されておしまいです。 腰痛持ちとい...