子ども
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優等生が一転、20年超のひきこもりに…「子ども」の視点
前回、不登校やひきこもり、ひいては精神疾患の原因には「感情不全」が潜在し、それが生じる背景には親子間のボタンの掛け違いの影響が極めて大きいというお話をさせていただきました。 ここで具体例をひとつ挙げてみましょう。 2...
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克服には親の「傾聴」「共感」こそが特効薬になる
思春期や青年期は、子ども特有の「なんでもできる」といった万能感が壁にぶつかり、理想と現実のギャップに健全な葛藤や挫折を生じる時期でもあります。成功体験に喜び、自尊感情を高める一方で、自分と友達との能力の差を感じて自信を失ったり、思わ...
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打たれ弱い子どもの心のメカニズム…「感情不全」に陥っている
もし、凄惨で陰湿ないじめやブラックな職場での辛辣な経験に一時的に苦しんだとしても、その後、多くの人の協力を得てその苦難を乗り越え、新たな場所で自分らしい充実した毎日を送られている方もおられます。同じ出来事や環境であっても、なぜ一部の...
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4月に入って休み・早退を繰り返す子どもが増加…「感染症ドミノ」に要注意!
新年度のスタートとともにX(旧Twitter)上では「保育園の洗礼」なるワードがトレンド入りし大きな話題を集めている。 これは、まだ体の免疫力が十分に発達していない小さな子どもが保育園での集団生活が始まることで発熱や咳、のどの痛み...
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小中不登校30万人、ひきこもり146万人…ともに過去最多を更新中
文部科学省によれば、現在、全国の小中学生の不登校は少子化にも関わらず増え続け、2022年には前年度からたった1年で2割増の約30万人へと過去最多が更新されています。また、2023年の内閣府の報告によれば、ひきこもりの数は現在約146...
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8歳からアンチエイジング…米国でα世代の子供たちがスキンケアに殺到
アメリカでは8歳〜10歳くらいの、思春期にも満たないアルファ世代の子供たちが、アンチエイジングのスキンケア商品に夢中になっています。一体何が起きているのでしょうか? こうした子供たちが、人気コスメショップ・チェーンのセフォラ...
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子供のアトピー性皮膚炎(下)生後すぐからの治療でアレルギーの「連鎖」を食い止める
赤ちゃんや子どもの時からアトピー性皮膚炎の治療に積極的に取り組むことの重要性が、専門医を中心に近年、積極的に発信されている。その理由をきいた。 アトピー性皮膚炎の診断基準は3つ。近畿大学医学部皮膚科学教室主任教授の大塚篤司医...
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子供のアトピー性皮膚炎(上)…生後6カ月から使える新薬が登場
アトピー性皮膚炎の新薬が2018年以降続々と登場し、その効果の高さが注目されている。ただし、小児に使える薬は非常に限られていた。ところが昨年9月、新薬のひとつデュピクセント(一般名:デュピルマブ)が生後6カ月から使えるようになった。...
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子供の近視の進行を60%軽減させる「低濃度アトロピン療法」
子供の近視の進行予防が期待できる治療法「オルソケラトロジー」。寝ている間に特殊なレンズを入れて、朝起きたら外す。そうすると日中は裸眼で過ごせるぐらいの視力に回復する治療法で、軽度から中等度の近視の方に有効です。 ほかに子供の...
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早寝をしていた子供は小学校の成績が優秀?睡眠時間は関係ない
適切な睡眠時間と睡眠の質は、子供の健康状態や学習能力に影響を与えると考えられています。 一方で、学習能力を最大限に高めるための理想的な睡眠習慣については、一貫した結論が得られていません。また、睡眠と学習能力の関連性について、...
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乳幼児の湿疹に注意! 積極的治療で食物アレルギーの連鎖を断つ
生まれたばかりの赤ちゃんは湿疹を起こしやすいが、それが将来のアレルギー症状へつながっている場合がある。新米パパ・ママが知っておくべきことは? ◇ ◇ ◇ アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性...
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「思春期突発性側弯症」は学級に1人はいる珍しくない病気…学校健診「原則着衣」では見逃される
1月22日、文部科学省が学校での健康診断について「原則着衣」とする見解を通知。それに対し日本医師会は「服を着ていても診てもらえる」という誤解を招きかねないと指摘している。健診時の児童生徒らのプライバシーや心情は配慮しなければならない...
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マスクを常に着用する場合の「害」の検討はなぜ難しいのか
引き続き、学校現場でのマスク着用についてである。「マスクの着用を求めない」というガイドラインの(注1)記述は、学校という場所においては、マスクをしてもしなくてもよいというよりは「しないほうがよい」というニュアンスがあるのかもしれない...
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乳幼児の卵アレルギーの診断に役立つ「たまこな」って何? 乳幼児の食物アレルギー第1位
近年、わが子の食物アレルギーを心配する親が増えている。乳幼児の10人に1人が食物アレルギーを抱えているといわれ、その中で最も多いのが6割以上を占める「卵アレルギー」だ。卵アレルギーの診断を円滑に行うための試験食の開発・製品化に関わっ...
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子供の安全は大丈夫? NYの託児所でドラッグや違法拳銃が立て続けに発見される
ニューヨークの託児所内で、ゴースト・ガンと呼ばれる手製の違法拳銃が発見され、驚きが広がっています。 市内の別の託児所ではつい先日、違法薬物のフェンタニル中毒で幼児が死亡したばかりで、子供たちの安全は大丈夫なのか? と、不安と...
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乳幼児のテレビやスマホ画面の見過ぎは発達の遅れと関連?
テレビやゲーム機器、スマートフォンなどの画面を見ている時間を「スクリーンタイム」と呼びます。スクリーンタイムが長すぎると、頭痛、目の疲れ、集中力の低下など、体に大きな負担がかかります。そのため、子供のスクリーンタイムは、一般的に1時...
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子供がしっかり食べているはずが栄養不足? 朝食に「グラノーラ」プラスオンで早起き&快便
「朝、なかなか起きられない」「便通が悪くいつもつらそう」──。夏休み中の子供たちの態度に手を焼いている人は多いのではないか。「こんな状況で学校が始まったらどうなるのかしら。不登校にでもなったら大変」と密かに心配している親も少なくないは...
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子どもがSNSで悪い噂の対象になっていたら親はどうすべきか
「あの子、〇〇したらしいよ」「こういうこと言ってたんだって」──こうした噂は大人同士でも飛び交いますが、子どもも同様でしょう。子どもたちの間でもいろいろな噂が飛び交っているわけです。小学生でもスマホを所有する時代、そうした噂はメッセー...
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子供のお留守番は虫歯のリスクと関連 東京の小学生調査で判明
通信教育事業などを展開する日本の大手企業が実施した調査によれば、初めて子供だけで留守番をさせた時期は、小学校1年生という回答が最多でした。子供を家で1人にさせることは、自立心を育む良い機会と考えることもできる一方、親の監視の目が行き...
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子供のSNSは1日3時間超だとメンタルのリスクが2倍に…米公衆衛生局の注意喚起に衝撃
アメリカ政府の公衆衛生局のトップが、子供のSNS使用に関する異例の注意勧告を行い、全米に衝撃が走っています。 米公衆衛生局長官ヴィヴェック・マーシー博士によれば、アメリカの13〜17歳の95%がSNSを使用、その3分の2は「...
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母子の命を守るために男性も知っておきたい「妊娠高血圧症候群」
妊娠中に受動喫煙をすると、妊婦自身がたばこを吸うよりも「妊娠高血圧症候群(HDP)」の発症リスクを高める──。今年2月、そんな研究結果が東北医科薬科大学から報告された。かつて妊娠中毒症と呼ばれていた病態で、妊婦の5~10%が発症する...
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小学校「食育」プログラムは子供たちの健康状態を改善する?
米国では成人のみならず、子どもの肥満も増加しており、人口に占める肥満小児の割合は1978年の5%から、2018年の19.3%へと、40年で約4倍となっています。また、米国では多くの子どもたちが野菜や果物の推奨摂取量を満たしておらず、...
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コロナ禍で弱くなる子供たち 無気力・不安での不登校が増加
新型コロナウイルス感染症による国内最初の死者は神奈川県に住む80代の日本人女性だった。2020年1月22日に体調が悪くなり、2月1日に肺炎と診断され入院。新型コロナ感染が判明した翌13日に亡くなった。それから3年が過ぎた。23年2月...
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健康寿命という点では「実家通いの就職」が男子の勝ちパターン 医療情報学教授が語る
いまの大学生で気になることのひとつは、就職先として、実家から通える会社を希望する男子が増えていることだ。 私が勤めているような地方大学では、地元の会社は数も業種も限られているため、学んだことを生かそうとすれば、東京や大阪、名...
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小学校に上がるまでの栄養状態でその後の学力や知力が決まる 医療情報学教授が解説
大学生の身長が低下傾向にあるのは、私の個人的な印象などではなく、どうやら本当のことらしい。 国立成育医療研究センターなどのグループが2017年に発表した論文によると、日本人の平均身長は1978~79年生まれ(男性171.5セ...
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大学生の体格からみる「所得格差は健康格差」医療情報学教授が語る
昨年、大阪大学から興味深い研究が発表された。2007年から15年までに、大阪大に入学した学生約2.6万人の毎年の健診結果を調べたところ、自宅から通学している学生と、ひとり暮らしの学生では、体重増のリスクが異なっていたというのである。...
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子供のマスク着用が保育施設の休園を減らす 米で論文報告
新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、保育施設では子供や職員が感染するなどして、休園を余儀なくされている施設も増えています。 感染対策に有効なマスクの着用ですが、小さなお子さんでは適切に装着できない可能性もあり、その有用性...
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受験本番直前!脳の活性化と食事の関係 ベストな状態を目指す
受験の間際、少しでも脳を活性化して、パフォーマンスを最大限にしておきたい時期ではないでしょうか?これさえ食べたら頭が良くなる! といった夢のような食品は今のところありません。しかし、脳のパフォーマンスを少しでもベストな状態にするため...
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風邪をひかないために何を食べたらいいか ビタミンをしっかり摂る
新型コロナウイルスの蔓延が長引いて久しく、それとともに「免疫力」という言葉を聞く機会も増えています。そもそも免疫力とは、「疫(病気)を免れる力」のことです。 免疫は一度病気にかかったら二度と同じ病気にかからない、あるいは抵抗...
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イライラを防ぐ食べ方は? お菓子や早食いを避ける
年が明けるといよいよ受験シーズン本番。ただでさえこの時期の受験生は最後の追い込みでイライラするが、今年はいらつきに拍車がかかっているのではないか。新型コロナウイルスの影響で授業がまともに行われなかったうえ、昨年のイレギュラーな入試の...