著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

受験本番直前!脳の活性化と食事の関係 ベストな状態を目指す

公開日: 更新日:

 受験の間際、少しでも脳を活性化して、パフォーマンスを最大限にしておきたい時期ではないでしょうか?これさえ食べたら頭が良くなる! といった夢のような食品は今のところありません。しかし、脳のパフォーマンスを少しでもベストな状態にするためのバランスの良い栄養素の摂り方は説明することが出来ます。

 そもそも、脳を活性化させるということは、どういうことなのでしょうか。脳内には神経細胞という細胞があり、これらが情報を伝達することで私たちは考えたり動いたりすることが出来ます。その神経細胞が機敏に動くためには、「脳に栄養素がきちんと届き」、「神経細胞がきちんと作られ」、「神経細胞がスムーズに情報を伝達できるようにすること」が必要になってきます。つまり、神経細胞が作られ、働けるための栄養素を脳に届けることが大切なのです。

 それではどのような栄養素を摂ったらよいのでしょう。まずは、神経細胞の情報伝達のエネルギー源となる炭水化物です。炭水化物は、脳のエネルギー源のひとつ「ブドウ糖」が集まったもので、米、パン、麺類などの主食、いも類、果物、砂糖などに多く含まれます。ブドウ糖が不足すると、思考能力の低下や集中力の低下、イライラなどが引き起こされます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇