スポーツ時々放談
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GS制覇は大坂なおみに先越され…錦織圭の気になる心技体
大坂なおみが東レPPO決勝で敗れ、全米オープン優勝後のフィーバーはパッタリ消えた。終わってみれば、恥ずかしくなるような騒ぎだった。 騒ぎの理由は、あまりにも想定外だったからだ。グランドスラ…
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大坂なおみに完敗 女王セリーナが全米決勝で逆上した真相
女子は20歳の大坂なおみが36歳のセリーナ・ウィリアムズを粉砕し、男子はジョコビッチがウィンブルドンに続く優勝で、フェデラー、ナダルの2強時代に終止符を打った――今年最後の4大大会、全米オープンテニ…
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「お客さんが死なないか心配」 錦織圭も憂える東京五輪
今年最後のグランドスラム、全米オープンテニスが始まった。 錦織圭は1回戦で左利きのビッグサーバー、23歳のマクシミリアン・マルテラーと対戦。攻めてファーストサーブのポイント率87%、守ってブ…
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「瀬古ハラ問題」で思ったこと…それでも潔く謝るしかない
DeNAランニングクラブの瀬古利彦総監督にセクハラ問題があったという。いよいよ何か起きたかと思ったら、大会後の飲食の席で女性アナへの下ネタ話……。故意でなくともダメは、ドーピングと同じである。 …
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早くも始まった…“酷暑”東京オリンピックの責任逃れ
クソ暑い日が続く。あまり暑いからか、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長は、サマータイム導入まで言い出した。 まるでお天道様が悪いような言い分である。今のうちに、酷…
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ジョコビッチ完全復活 錦織との差は「チーム戦略」にあり
今年のウィンブルドンは例年にない好天続きだった。暑いといっても東京と違い、日差しはきついが湿度は低い。この気候が芝にも影響し、選手間では「芝が長い」(球速が遅い)、「下が固い」(バウンドが高い)とい…
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ユニクロの狙いは? フェデラーと“10年300億円契約”の意味
サッカーW杯と同時進行のウィンブルドンも、連日の好天に恵まれ賑わっている。 地元アンディ・マリーが手術後の大事を取って欠場したとはいえ、過去8度優勝の芝の帝王、ロジャー・フェデラーの華麗なプ…
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苦手の芝と若手の躍進…錦織圭を待つウィンブルドンの試練
テニスは芝のシーズンに入った。とはいえ、芝のサーフェスによる大会はウィンブルドンをメインにした4大会だけだから、シーズンと呼ぶほどではないかもしれない。 本来、テニスは芝の上で行われるゲーム…
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全仏で完全復帰も若手台頭 錦織圭を待ち受ける厳しい前途
錦織圭の全仏オープンは4回戦までだった。故障・休養明けから初のメジャー出場に注目が集まったが、第7シードの23歳、ドミニク・ティエムに2―6、0―6、7―5、4―6。完敗といっていいだろう。 …
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全仏優勝候補ナダルにあって錦織にない“技術以外”のモノ
テニスのグランドスラム第2弾、全仏オープンが27日から始まる。4大大会でこの大会だけ日曜に開幕する15日間は、風薫るパリのハイシーズンを華やかに彩る。テニス専門誌で見どころを書いているが、書き出しは…
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トカゲ歩きの効果 ダニエル太郎が体現した“継続は力なり”
驚きの春になった。川内優輝のボストンマラソン優勝も仰天ニュースだったが、錦織圭の復活を待つ男子テニスで、ダニエル太郎がツアー初優勝したのには驚いた。 日本の男子としては松岡修造、錦織圭、杉田…
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ボストンマラソン優勝の川内優輝「プロ宣言」の衝撃と計算
マラソンのカギは、仕掛けどころの見極めだ。瀬古利彦は競技場に入ってから観衆の前でそれを見せ、スピードに欠けた中山竹通は前半でいきなり突き放した。設楽悠太の日本記録にしろ、前半を抑える冷静な判断が後半…
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錦織は39位に後退…クレーの季節はダニエル太郎の出番
テニスは、アメリカのハードコート2大会を終え、舞台をクレーコートに移してシーズン本番へ突入する。男女とも、ツアーの戦況は上位不安定で混沌としたままだ。 復活が待たれる錦織圭はマイアミを2戦目…
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大坂なおみに何もできない日本テニス協会に未来はあるか
かつてラファエル・ナダルが楽天オープンから帰国する際、空港に送らなかった日本テニス協会の理事がこう言った。 「何もしないという、おもてなしもあります」 それからナダルの来日が絶えたのは…
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“小世界”MGCが最大目標 日本のマラソンは何も変わらない
3月4日のびわ湖毎日マラソンで、今シーズンの国内男子マラソンは幕を下ろした。大迫傑が暮れの福岡国際で2時間7分19秒を出し、東京マラソンでは2時間6分11秒で日本記録を更新した設楽悠太を筆頭に9選手…
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ケガが癒えた錦織圭 今後の課題は試合勘回収と環境慣れ
錦織圭がニューヨークのATP250でツアーに復帰した。右手首の故障は昨年8月の第1週だったから、半年ぶりになる本舞台。準決勝で第1シードのケビン・アンダーソンに敗れたとはいえ、ファイナルセットのタイ…
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デ杯1回戦敗北も手応え 錦織復活を後押しする新風の存在
右手首の故障で昨年8月からコートを離れていた錦織圭が始動した。 先月末から下部ツアーのチャレンジャー2大会に出場、最初の大会は1回戦負けだったが、ダラスで行われた第2弾は5試合を戦って優勝し…
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パワーと自信を持てあます若手 錦織に急激な世代交代の壁
テニスの全豪オープンが記録更新の動員で賑わう中、右手首を痛めていた錦織圭は米国西海岸で5カ月ぶりにコートに戻った。ツアー下部大会での小手調べは予選上がりの世界ランク238位に初戦敗退。時間がかかるの…
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箱根駅伝4連覇も 青学大の完全Vを阻んだ東洋大の情報分析
■日本語が良くない 今年の駅伝で驚いたことがあった。全国高校駅伝女子で優勝した仙台育英のエース、箱根駅伝で2区区間賞を取った山梨学院大のエースの日本語が良くない――2人のケニア留学生はともに最…
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各校の力が均一化 箱根駅伝“打倒青学”の意外なカギ
正月は箱根駅伝だ。マラソンにつながらないとか、将来性がないとたたかれながら人気が衰えない理由はガチンコにある。いま高校生が在学中に10キロ走ることはまずない。箱根の1区間=20キロは現実離れもいい距…