スポーツ時々放談
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来季は3つの代表戦が…錦織圭を待ち受ける“超過密日程”
上位8人による男女のツアーファイナルからデ杯ファイナルズで、テニスシーズンは終わった。錦織圭は夏までトップ10を維持したものの、故障でラケットを置き、シーズン最後の“フェスタ”には参加できなかった。…
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五輪マラソンの札幌移転 IOCが「高飛車」だった歴史的背景
東京オリンピックのマラソンコースが札幌に移った騒動で、何となくしらけてしまった。小池都知事をはじめ多くの人はその手続きにプリプリ怒り、“上から目線”だ“高飛車”だと苛立った。なぜ高飛車だったのか――…
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マラソン札幌移転の混乱は運営を託された日本陸連の落ち度
IOCが、東京オリンピックのマラソン・競歩を札幌で実施すると発表し大騒ぎになった。随分前にこのコラムで、東京の8月のマラソンは危ないと、代替地に河口湖、軽井沢を挙げたことがある。とにかく東京の真夏を…
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フェデラー来日は13年ぶり 日本テニス界が抱えるアマプロの壁
台風一過の14日、帝王ロジャー・フェデラーが13年ぶりに日本でプレーを披露した。他にも錦織圭、車椅子の国枝慎吾、ゴルフのアダム・スコット、スノーボードの平野歩夢らを集めたユニクロのイベントで、その目…
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瀬古リーダー自画自賛 レジェンド中山竹通がMGCを一刀両断
東京五輪のマラソン代表を決めるMGCが終わった。代表3人のうち2人を決める変則ながら“一発選考”を望む世論に応えた白熱の展開に、評判は上々だ。 日本陸連も瀬古利彦マラソンリーダーも「大成功」…
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大迫は設楽に3枠目まで持っていかれるのを見ているだけか
東京オリンピックのマラソン代表を決めるMGCが15日に行われ、男女各2人が代表に内定した。残り1枠は、今後の指定競技会で、男子は2時間5分49秒、女子は2時間22分22秒以上を記録した選手に与えられ…
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全米8強届かず影薄く…錦織は10.14フェデラー戦を起爆剤に
今年最後のグランドスラム、テニスの全米オープンは佳境を迎え、フェデラー、ナダル、セリーナという豪華選手の活躍に沸いている。残念ながら錦織圭、昨年覇者の大坂なおみともベスト8に届かなかったが、原因は明…
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錦織圭も西岡良仁も大坂なおみも…全米OPは期待薄の根拠
今年最後のグランドスラム、テニスの全米オープンが週明けに開幕する。 予選は既に始まり、男子8人、女子3人の日本勢が奮闘中だ。本戦入りが決まっているのは、男子は錦織圭、その錦織に勝ったばかりの…
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過去の価値観や根性論を引きずる学生スポーツの時代錯誤
年配の読者に懐かしい歌手に旗照夫がいる。「ハッシャバイ」「あいつ」がヒット、現役続行中と聞く。東京出身の旗さんは戦時中、父親の仕事の関係で仙台にいた。尋常小学校卒業の年に終戦を迎え、1年間だけ仙台一…
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“国境なき選手団”がゆえ…東京五輪400mリレーが抱える難題
テニスの大坂なおみがロサンゼルス・ドジャースの始球式で久々の笑顔を見せた。バスケットボールの八村塁はナイキ社のジョーダン・ブランドと契約を発表。日本陸上選手権ではサニブラウン・ハキームがスプリント2…
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錦織圭を育てた盛田ファンド“脱アマチュア主義”の合理性
今年のウィンブルドンも3強で明け暮れた。それにしても錦織圭とロジャー・フェデラーの準々決勝は見応えがあった。錦織が得意のリターンで先手を奪うと、フェデラーが猛然と仕掛けた。いきなり12連続ポイントに…
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まずはメンタル克服を 大坂なおみを襲うランク降下の恐怖
テニスの聖地ウィンブルドンでは、既に予選が始まっている。本戦は月曜から。ツアーの繁栄を物語るように、今年は1番コートにも屋根がかかった。4年前から全仏との間隔が3週間になり、以前ほど雨に泣かされるこ…
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人材豊富な米国は東京五輪で大坂なおみを必要としていない
テニスの全仏オープンは、ラファエル・ナダルが若手の旗頭ドミニク・ティエムを下し12度目の優勝を飾った。上位4シードが揃って勝ち上がった男子とは裏腹に、女子は何が何だか分からない乱世の相を呈した。 …
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大坂なおみはセリーナ戦を再ブレーク“夏の陣”にできるか
テニスの4大大会の第2弾、全仏オープンがたけなわだ。男子は、大会12度目の優勝を狙うナダルと4年ぶり出場のフェデラーが話題を集め、女子は大坂なおみの“快挙”に、疑心暗鬼ながら期待が寄せられている。 …
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錦織圭に必要なのは「また次があるさ」の楽な気持ち
全仏オープンがジワジワと迫っているのに、日本勢はパッとしない。錦織圭はクレーシーズンに入ってからバルセロナのベスト4だけで、モンテカルロ、マドリードとも早々に姿を消した。大坂なおみも線香花火で、いい…
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錦織圭は相手を勢い付ける“栄養剤” 脱却に必要なものとは
これから本格的テニスシーズンだというのに、錦織圭への不安が渦巻いている。クレーシーズン最初のモンテカルロは初戦で格下ピエール・エルベールにストレート負け、今季の成績はトップ10から陥落した。 …
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マラソン川内優輝プロの初仕事は金より大事な陸連の“打破”
マラソンの川内優輝がプロ転向した。埼玉県庁に就職した2009年から、フルマラソンだけで92回も走った。実業団選手を差し置いて世界選手権代表が3度、アジア大会の銅メダルも獲得している。前代未聞の市民ラ…
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大坂なおみには“雑音封じ役”が必要 適役なのは伊達公子だ
テニスは4月からヨーロッパのクレーコートシーズンに移り、5月の全仏オープン、芝の舞台であるウィンブルドンへと向かっていく。進行中のマイアミ・オープンと、西海岸で展開されたBNPパリバ・オープンは、言…
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大坂なおみ電撃解任も一端 女子“コーチ回転木馬”の背景
衝撃的だった大坂なおみのコーチ解任劇は、ジャーメイン・ジェンキンスを新コーチに迎え、とりあえず落ち着いた。 新チーム最初のBNPパリバ・オープンは4回戦で敗れたが、女王らしいショットを随所に…
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サーシャ解任知らなかった日本協会は今や“大坂テニス協会”
大坂なおみのコーチ問題は、いまだくすぶったままだ。そもそも、グランドスラム連続優勝に導いたコーチ、サーシャ・バインの解任理由が判然としない。「幸福を選ぶのよ」と言われたら、(そうだな)としか言葉はな…