メジャーリーグ通信
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米大統領候補と大リーグ 若年層開拓に目の色変え取り組む
米国の大統領選挙は、民主党にとって最初の候補指名争いとなるアイオワ州での党員集会で本格化した。 前副大統領のジョー・バイデンを中心に、2016年の大統領選挙で知名度を上げたバーニー・サンダー…
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トップ自ら謝罪 アストロズオーナーが示した危機管理能力
昨年11月に発覚した時点では問題視されなかったアストロズによる「サイン盗み」問題は、今年1月に入って球界の一大事となっている。 13日にはロブ・マンフレッド・コミッショナーが声明を発表し、2…
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トランプ弾劾案可決に胸をなでおろす大リーグ経営者たち
米国下院で、大統領ドナルド・トランプに対する訴追状案が可決された。 大統領の条項が米国史上3例目であることなどから、各国の報道機関は「トランプ政権を巡る与野党の対立が頂点に達した」と喧伝して…
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大リーグ機構の規制緩和で加速する「球団売買」のウラ側
ドジャースのオマリー家、エンゼルスのオートリー家、ロイヤルズのカウフマン家、あるいはチャーリー・O・フィンリーやビル・ベックら、かつて大リーグの球団の多くは資産家の一族や社会的な名声を確立した人物の…
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シャークダンス、ラクダ、キャベツ…大リーグのゲン担ぎは
2019年の大リーグは、ナショナルズが前身のエクスポズ時代を含め、初めてワールドシリーズを制覇して幕を下ろした。 シーズン50試合目を終えた5月23日の時点で19勝31敗だったナショナルズが…
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トランプ政権批判で…MLBにのしかかるメキシコの麻薬問題
一時期、影を潜めていた米国大統領ドナルド・トランプのメキシコへの批判が高まりを見せている。 原因は現地時間11月4日、メキシコ北部のチワワ州とソノラ州を結ぶ街道で起きた殺人事件だ。 …
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静観の姿勢とるも…対岸の火事では済まされない香港問題
2002年に姚明がNBAのヒューストン・ロケッツに入団して以来、バスケットボールはサッカーと並び、中国で最も人気のあるスポーツのひとつとなった。 中国におけるテレビ中継の放映権や関連商品の売…
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日本高校野球は環境変化 “先駆者”米高校球界の過酷な現実
かつて、日本の高校野球は「すがすがしさ」や「高校生らしさ」の象徴であった。 だが、現在、長時間の練習や一部の指導者の体罰などによって「ブラック部活」の典型とされることが珍しくないし、投球数の…
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国際ドラフト実現でも…日本アマ選手“カヤの外危機”の理由
■早ければ2020年 2000年代に入ってから、メジャーにおける国際ドラフトの実施は球界の関心事のひとつとなっている。 しかし、国際ドラフトを導入したい経営者側と、導入に反対する選手組…
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独立L「機械判定」「一塁への盗塁」導入は大リーグの実験
米国プロ野球の独立リーグであるアトランティック・リーグ(ALPB)は、新たな取り組みを始めた。「機械判定」と「一塁への盗塁」の導入だ。 「機械判定」はコンピューターシステムにより審判の判定を補…
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大谷の同僚も…メジャーで多くの現役選手が他界する背景
タイラー・スキャッグス(エンゼルス)の急逝は、27歳という若さと重篤な既往歴が認められなかったという事実から、人々に衝撃を与えた。 日本の球界では現役選手の死去は珍しい。その一方で、大リーグ…
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米球界は共和支持優勢 大統領選はスポーツ界の動向も注目
ドナルド・トランプが2020年の大統領選挙への出馬を表明した。“Keep America Great(米国を偉大なままに)”と新しい標語を唱えた顔が心なしか紅潮していた様子からは、必勝を期すトランプ…
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観客を襲うファウルと「フライボール革命」の因果関係
アルバート・アルモーラ・ジュニア(カブス)の三塁側方向に飛んだ打球が4歳の少女を直撃したのは、5月29日の対アストロズ戦での出来事だった。 試合後の記者会見でアルモーラ・ジュニアが悲痛な面持…
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2020年米大統領選は「若者の野球離れ」を食い止められるか
2020年11月の米国大統領選に向けた動きが慌ただしくなってきた。 現職大統領のドナルド・トランプを擁する共和党には有力な候補がいない。一方、野党民主党の動きは活発だ。 前回の大統領…
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「スーパーボウルの100倍」が物語るメジャーリーグの地位
漫才のようなやりとりは、4月26日に行われた日米首脳会談で起きた。 日本人にとって天皇の即位がスーパーボウルと比べてどれくらい重要かを尋ねたドナルド・トランプに対し、安倍晋三が「スーパーボウ…
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イチローに大統領自由勲章が浮上する可能性と米政府の思惑
イチローが2001年、04年の2回にわたって授賞が検討された国民栄誉賞を、3度目も辞退した。 代理人を通じて内々にイチローの意向を打診したところ「人生の幕を下ろした時にいただけるよう励みます…
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トランプ政権の“壁”乗り越えてメキシコに歩み寄る大リーグ
大リーグ機構とメキシカン・リーグ(LMB)は、選手の契約に関する協定を新たに締結した。 新協定では、25歳以上で6年以上のプロ経験を持つLMBの選手は、大リーグ球団と契約することが可能となる…
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中日にも在籍…「サイ・ヤング賞」初代受賞投手の壮絶人生
登板過多による故障、アルコール依存症、引退後の破産……。現在の大リーグで選手を取り巻く大きな問題だが、2月19日に92歳で死去したドン・ニューカムはこれらの問題に苦しみ、困難を乗り越えた代表的な野球…
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トランプ政権の「非常事態宣言」にメジャーオーナーら悲鳴
■具体的な取り組みを行う姿勢を示す必要 ドナルド・トランプ政権が非常事態宣言を発令した。 ワシントン州では、はしかの流行と豪雪により、今年1月末から2月半ばまでの半月の間に非常事態宣言…
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メジャー在籍70人以上…ベネズエラの政情不安が米球界直撃
ベネズエラを巡る情勢が緊迫している。 昨春の大統領選挙で再選したニコラス・マドゥロが今年1月10日に大統領就任式を行うと、大統領選挙そのものの法的有効性を疑問視してきた米欧とベネズエラとの対…