米大統領候補と大リーグ 若年層開拓に目の色変え取り組む
米国の大統領選挙は、民主党にとって最初の候補指名争いとなるアイオワ州での党員集会で本格化した。
前副大統領のジョー・バイデンを中心に、2016年の大統領選挙で知名度を上げたバーニー・サンダース、オバマ政権で大統領補佐官を務めたエリザベス・ウォーレン、インディアナ州サウスベンドの前市長ピート・ブーテジェッジらが続くというのが、民主党の大統領選の基本的な構図だ。有力な候補者が政策を競い合って大統領候補の指名を得ようとする民主党の様子は、一見すると活気に満ちているかのように思われる。
しかし、実際にはアイオワ州での予備選挙が行われた2月3日の時点でサンダースが78歳、バイデンが77歳、ウォーレンも70歳と、主要4候補のうち3人までが70歳を越えている。
共和党の大統領候補になることが確実な現職のドナルド・トランプが今年6月で74歳になることを考えれば、候補者の「高齢化」は進んでいるのだ。
そして、こうした現象は大統領候補だけに特有なのではない。大リーグでも確実に起きているといえるだろう。