メジャーリーグ通信
-
岸信介は米国で始球式 未完に終わった安倍首相の祖父超え
安倍晋三内閣が終わりを迎える。 通算で約8年8カ月にわたって首相を務めたことは、政策の内容や政権運営の適切さの是非を問わず、日本の憲政史上最長となる記録として長く人々の記憶にとどまることだろ…
-
変化の遅い政界と比べても消極的な大リーグの「女性進出」
米民主党は、8月17日から4日間開催された党の全国大会で、前副大統領のジョー・バイデンと上院議員のカマラ・ハリスを正副大統領候補に指名した。 2008年、民主党大統領候補だったバラク・オバマ…
-
トランプが大リーグの始球式を行う意味と過去のトラウマ
トランプ大統領が新型コロナウイルス感染症対策に関する記者会見の最中に、「8月15日にヤンキースタジアムで始球式を行う計画がある」と発言したのは7月23日のことだった。 2017年1月の大統領…
-
日割額補償で合意 サラリーキャップ制阻止は選手会の成果
大リーグの公式戦の開幕が7月23日に迫っている。3月に日程の変更が公表され、3月26日には5月下旬までの2カ月分の給与について、年俸を日割りした額を保証することで選手会側と大リーグ機構とが合意した。…
-
コミッショナーが人種差別反対運動を静観する米球界の危機
5月末の「ジョージ・フロイド事件」に始まった米国内での人種差別に対する抗議活動は、世界各地に波及しつつ、今もなお続いている。 大統領として「人種差別の一掃」や「人々の融和」を強調して事態を収…
-
米国の球団経営者たちが「トランプ再選」に期待する理由
2020年の国際政治の中で最大の関心事の一つは、米国の大統領選挙だ。 国連幹部が「史上最低の大統領」と批判しながら、根強い支持者をつなぎ留めることに成功しているのが、現職大統領で再選を狙うド…
-
年俸削減案で対立 労使“タフネゴシエーター”たちの交渉術
NBAが7月31日の再開案をまとめ、NHLが7月以降に行うプレーオフを従来通り7回戦制で実施する案を公表するなど、米国では新型コロナウイルス感染症で中止や中断していたプロスポーツが再始動に向けた動き…
-
大リーグ公式戦再開前に…経営改善へ各球団がアノ手コノ手
「7月4日前後の開幕」に向けて、大リーグが動き出した。 突然地球を襲った宇宙人と人類の死闘を描くウィル・スミスの主演映画「インデペンデンス・デイ」(1996年)を参照するまでもなく、1776年…
-
160から120へ…大リーグ機構提案のマイナー球団削減が加速
新型コロナウイルス感染症の拡大で開幕の時期が見通せないのは、大リーグだけではない。マイナーリーグも米国各地で進む経済活動の再開の状況を見ながら、開幕の可能性を模索している。 無観客であっても…
-
アリゾナ、フロリダでの公式戦実施案はTV局と政権への配慮
公式戦の開幕日を延期した大リーグの中でにわかに持ち上がったのが、「スプリング・トレーニングの開催地であるアリゾナ州とフロリダ州で公式戦を行う」という案だ。 新型コロナウイルス感染症の終息の見…
-
新型コロナウイルス感染拡大“戦争”がもたらした労使の連携
新型コロナウイルスの感染拡大は、とどまるところを知らない。 感染者数が世界最多となった米国では、3月末から4月初旬にかけて、大統領のドナルド・トランプが「死者が10万人だったら、われわれは『…
-
「感染症との戦争」で愛国心を煽りたいトランプと大リーグ
3月初旬に「万全の態勢が整えられている」と強調していたドナルド・トランプが、「現在の米国は戦争状態にある」と発言したのは3月18日のことだった。 ■「力強い大統領」を演出 米国疾病対策…
-
球界の嫌われ者ピート・ローズを利用するトランプの思惑
米国民主党の大統領候補は、3月3日の「スーパーチューズデー」を経て、前副大統領のジョー・バイデンと上院議員のバーニー・サンダースに絞られた。ただ、現時点で両者の争いに決定打はなく、民主党の候補者選び…
-
新型肺炎とインフルエンザに悲鳴を上げる球団経営者たち
今年1月に明らかになった新型コロナウイルスによる肺炎の問題は、終息の見通しが立っていない。 一方、新型肺炎以上に米国内で深刻な課題となっているのがインフルエンザだ。 ■中国経済の停滞 …
-
米大統領候補と大リーグ 若年層開拓に目の色変え取り組む
米国の大統領選挙は、民主党にとって最初の候補指名争いとなるアイオワ州での党員集会で本格化した。 前副大統領のジョー・バイデンを中心に、2016年の大統領選挙で知名度を上げたバーニー・サンダー…
-
トップ自ら謝罪 アストロズオーナーが示した危機管理能力
昨年11月に発覚した時点では問題視されなかったアストロズによる「サイン盗み」問題は、今年1月に入って球界の一大事となっている。 13日にはロブ・マンフレッド・コミッショナーが声明を発表し、2…
-
トランプ弾劾案可決に胸をなでおろす大リーグ経営者たち
米国下院で、大統領ドナルド・トランプに対する訴追状案が可決された。 大統領の条項が米国史上3例目であることなどから、各国の報道機関は「トランプ政権を巡る与野党の対立が頂点に達した」と喧伝して…
-
大リーグ機構の規制緩和で加速する「球団売買」のウラ側
ドジャースのオマリー家、エンゼルスのオートリー家、ロイヤルズのカウフマン家、あるいはチャーリー・O・フィンリーやビル・ベックら、かつて大リーグの球団の多くは資産家の一族や社会的な名声を確立した人物の…
-
シャークダンス、ラクダ、キャベツ…大リーグのゲン担ぎは
2019年の大リーグは、ナショナルズが前身のエクスポズ時代を含め、初めてワールドシリーズを制覇して幕を下ろした。 シーズン50試合目を終えた5月23日の時点で19勝31敗だったナショナルズが…
-
トランプ政権批判で…MLBにのしかかるメキシコの麻薬問題
一時期、影を潜めていた米国大統領ドナルド・トランプのメキシコへの批判が高まりを見せている。 原因は現地時間11月4日、メキシコ北部のチワワ州とソノラ州を結ぶ街道で起きた殺人事件だ。 …