米球界は共和支持優勢 大統領選はスポーツ界の動向も注目
ドナルド・トランプが2020年の大統領選挙への出馬を表明した。“Keep America Great(米国を偉大なままに)”と新しい標語を唱えた顔が心なしか紅潮していた様子からは、必勝を期すトランプの気負いが感じられる。
ところで、大統領選挙で注目を集めるのは候補者たちだけではない。特に来年夏に開かれる両党の党大会には著名な俳優やスポーツ選手が登場し、会場の雰囲気をより一層華やかなものにする。
■球団経営者の4分の3
スポーツ界では、テニスのピート・サンプラス、NFLのジョー・モンタナやペイトン・マニングが共和党を支持し、NBAのマイケル・ジョーダンや、ボクシングのマイク・タイソンが民主党の支持者で、サッカーポルトガル代表として日本でも高い知名度を誇るクリスティアーノ・ロナウドも、バラク・オバマの大統領選挙を応援しており、外国人ながら民主党支持者として知られている。
大リーグに限れば、球団経営者の4分の3近くが共和党支持者ということは、広く知られるところだ。引退した選手では、通算354勝を挙げたロジャー・クレメンスは共和党員で、06年の下院議員選挙ではテキサス州から立候補したテッド・ポーに献金している。