本の森
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「兵役拒否の問い」イ・ヨンスク著、森田和樹訳
「兵役拒否の問い」イ・ヨンスク著、森田和樹訳 ビートルズがデビューしたのは1962年。英国で徴兵制が廃止されたのは60年だから、もし徴兵制がもう少し存続していたらメンバーたちは徴兵にとられ、ビ…
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「焼き芋とドーナツ 日米シスターフッド交流秘史」湯澤規子著
「焼き芋とドーナツ 日米シスターフッド交流秘史」湯澤規子著 19世紀後半から20世紀にかけて、日本の産業革命の中核をなす染色、紡績の工場が日本各地に急造された。これら繊維関係の工場には多くの女…
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「ポスト・ファシズムの日本」ローラ・ハイン著 中野耕太郎、奥田博子訳
「ポスト・ファシズムの日本」ローラ・ハイン著 中野耕太郎、奥田博子訳 敗戦直後、静岡県三島市に開設された庶民大学三島教室(三島庶民大学)に講師の一人として参加した若き丸山眞男は、狭い教室いっぱ…
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「セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点」セシリア・ワトソン著、萩澤大輝・倉林秀男訳
「セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点」セシリア・ワトソン著、萩澤大輝・倉林秀男訳 現在ではセミコロン(;)は「ピリオドよりは軽く、コンマより重い句読点」とされるが、元々は15…
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「『よく見る人』と『よく聴く人』」広瀬浩二郎、相良啓子著
「『よく見る人』と『よく聴く人』」広瀬浩二郎、相良啓子著 「5-1=6」。この不思議な数式は、「五感のうち一つを使わないことにより、人間は新しい価値観・世界観に出合う」という、本書の著者のひとり…
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「昭和50年代東京日記city boysの時代」泉麻人著
「昭和50年代東京日記city boysの時代」泉麻人著 昭和50年=1975年といえば、70年安保から5年、あさま山荘事件から3年。大学のキャンパスからは学園闘争の張り詰めた雰囲気は消え、学…
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「不機嫌な英語たち」吉原真里著
「不機嫌な英語たち」吉原真里著 英語がほぼ国際語となっている現在、英語と日本語を同じように自由に駆使することができたらなんと便利かと思えるだろう。 しかし、2つの言語いずれも母語のよう…
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「闇の精神史」木澤佐登志著
「闇の精神史」木澤佐登志著 戦後、昭和の少年少女らにとって21世紀は直近の未来であり、そのイメージは明るいものだった。その21世紀も四半世紀近く経過した。その間に米国同時多発テロ、東日本大震災…
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「シンデレラはどこへ行ったのか」廣野由美子著
「シンデレラはどこへ行ったのか」廣野由美子著 「女性は美しく素直でさえあれば、じっと待っていても白馬に乗った王子様が迎えに来て幸せにしてくれる」というメッセージを発する物語の典型が童話「シンデレ…
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「口述筆記する文学」田村美由紀著
「口述筆記する文学」田村美由紀著 滝沢馬琴は「南総里見八犬伝」を執筆途中で視力を失い、長男の嫁・路が口述筆記をして書き継がれ完成させたことはよく知られている。偏屈な舅相手に慣れない文字を書いて…
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「数学者たちの黒板」ジェシカ・ワイン著 徳田功訳
「数学者たちの黒板」ジェシカ・ワイン著 徳田功訳 テレビドラマの「ガリレオ」で、福山雅治演じる物理学者・湯川学が事件を解明するときに黒板に数式を書きなぐるシーンがある。デジタル技術が発達した現…
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「中井久夫 人と仕事」最相葉月著
「中井久夫 人と仕事」最相葉月著 ウクライナ情勢の先が見通せないうちに、イスラエルのガザ侵攻のニュースが連日報道されている。イスラエルの指導者層は、なぜ「戦争」へと踏み越えてしまったのか。 …
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「進化が同性愛を用意した」坂口菊恵著
「進化が同性愛を用意した」坂口菊恵著 以前、子どもをつくらない同性カップルは「生産性がない」と評して顰蹙を買った自民党女性議員がいたが、そこには異性愛こそが正常であるという思い込みがあったのだ…
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「索引~の歴史」デニス・ダンカン著 小野木明恵訳
「索引~の歴史」デニス・ダンカン著 小野木明恵訳 立派な構えの人文書の巻末に索引が付されておらず、がっかりしたという人は少なくないだろう。索引は注と並んでメインディッシュの本文に劣らず大事なア…
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「自称詞〈僕〉の歴史」友田健太郎著
「自称詞〈僕〉の歴史」友田健太郎著 詩人の北村太郎さんが、〈僕〉というのは〈しもべ〉という意味だから、自分はこの漢字を使わないといっていたのをよく覚えている。この自称詞としての〈僕〉という漢字…
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「中野好夫論」岡村俊明著
「中野好夫論」岡村俊明著 かつて、岩波書店のPR誌「図書」に淮陰生の「一月一話」という1ページコラムがあった。漢字論者とカナ論者の論争、小股の切れ上がったの「小股」は何か、はたまた復帰直後の沖…
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「言葉以前の哲学」今福龍太著
「言葉以前の哲学」今福龍太著 老眼鏡をどこかに置き忘れてしきりに捜すが見つからない。と思ったら机の上にちゃんとあった、なんてことはしばしばある。 しかし、ほかの物は置き忘れないのに、な…
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「富士日記の人びと」校條剛著
「富士日記の人びと」校條剛著 40年以上も前のこと。成城の大岡昇平宅を訪れたとき、和服姿のすらりとした老婦人がドアを開け迎え入れてくれた。その婦人を見た瞬間、“あっ、「富士日記」に出てくる「大…
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「蚊が歴史をつくった」ティモシー・ワインガード著、大津祥子訳
「蚊が歴史をつくった」ティモシー・ワインガード著、大津祥子訳 アレクサンドロス大王、ハンニバル、カエサル、アウグスティヌス、ワシントン──彼らに共通するのは何か。答えはマラリア。いずれもマラリ…
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「嘘つきのための辞書」エリー・ウィリアムズ著、三辺律子訳
「嘘つきのための辞書」エリー・ウィリアムズ著、三辺律子訳 1975年刊の「新コロンビア百科事典」には、リリアン・ヴァージニア・マウントウィーゼルというアメリカの女性写真家の項目が載っているが、…