クスリ社会を正しく暮らす
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感染症が流行中も…不必要な抗菌薬は薬剤耐性菌の発生を助長する
寒い季節となり、呼吸器の感染症が広がってきています。インフルエンザ、新型コロナ感染症に加え、今年はマイコプラズマ感染症も流行しています。 一方では、多くの感染症に用いるペニシリン系やセフェム…
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割ってはいけない薬が粉砕されているケースも…薬剤師にも責任がある
先日、とある学会で「粉砕不可の徐放錠を半分に割った時にどのように溶けるかを調べた」という発表がありました。徐放錠とは、薬の成分がゆっくり溶け出し、効果が長く続くように加工された錠剤のことです。 …
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薬をお湯に溶かしてから服用する「簡易懸濁法」の注意点
前回、医薬品の粉砕にはさまざまな問題が生じるとお話ししました。その解決策のひとつが「簡易懸濁法」です。錠剤やカプセルを粉砕せずに投与時にそのままお湯に入れて崩壊、懸濁を待って投与する方法です。 …
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薬を粉砕して服用すると思わぬトラブルが生じる危険がある
われわれ病院勤務の薬剤師は、患者さんが入院されるときには必ず薬のチェックを行っています。その際、粉砕してはいけない薬を粉砕されているケースを見かけることがあります。 内服薬は、体の中で溶解し…
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「酸化マグネシウム」を含む下剤を牛乳で飲んではいけない理由
「酸化マグネシウム」は、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進する下剤ではなく、腸管内に水分を集めることで効果を発揮するため、腹痛などの副作用が少ないのが特徴です。酸化マグネシウムを含む下剤は医療用医薬品だけ…
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「緊急避妊薬」を処方箋なしで購入できる取り組みが進んでいる
今年6月、「緊急避妊薬の試験販売 協力薬局を約200軒追加」というニュースが報じられ、話題になりました。じつは昨年11月から全国145薬局で緊急避妊薬の試験販売が実施されています。 望まない…
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腎機能の低下によって思わぬ副作用が現れるケースがある
以前、サプリメントによる「腎機能障害」を取り上げました。腎臓は血液を濾過して老廃物や余分な塩分を尿として体の外へ排出します。多くの医薬品も腎臓から体の外へ排出されています。また、腎臓は体に必要なもの…
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針を刺さない新たなインフルエンザワクチンの使用がスタート
以前、新型コロナワクチンについてお話ししましたが、「インフルエンザワクチン」についても大きなトピックがあります。 昨年3月に製造販売承認され、今シーズンから本格的に使用される「フルミスト点鼻…
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紅麹サプリ被害で報告されたファンコーニ症候群は早期発見が重要
小林製薬の「紅麹の成分を含むサプリメント」を摂取した人が健康被害を訴えた問題で、厚生労働省は「青カビが混入して作られたとみられる『プベルル酸』が原因物質だとほぼ確定した」とする調査結果を公表しました…
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薬剤師は“お薬を渡しておしまい”ではない…学会に参加して感じた
去る9月22、23の2日間、第57回日本薬剤師会学術大会が「彩」をメインテーマとして、さいたま市の大宮ソニックシティ、さいたまスーパーアリーナ、パレスホテル大宮で開催されました。「彩の国埼玉県で行わ…
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新型コロナワクチンで指摘される“懸念”には科学的証拠が不足している
10月から高齢者などを対象にした新型コロナワクチンの定期接種が始まりました。現在、使用可能なワクチンは、米モデルナの「スパイクバックス筋注」、米ファイザーと独ビオンテックの「コミナティ筋注」、武田薬…
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新型コロナワクチンの定期接種がスタート…自己負担の費用はどうなる?
10月1日から自治体による新型コロナワクチンの定期接種が始まります。定期接種の対象者は、65歳以上の高齢者や重い基礎疾患を持つ60~64歳の人になります。接種費用の一部は国が市町村に助成し、自己負担…
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まぜるな危険…塩素系洗剤と酸性の食品で発生する事故に注意
今月2日、広島市内のクリニックで塩素ガスが発生し、28人が入院する事故が起こりました。大きなニュースとして取り扱われていたので、覚えている方も多いのではないでしょうか。 今回の事故は塩素系の…
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グレープフルーツジュースが効き目を強めてしまう薬はたくさんある
血圧を下げる降圧薬とグレープフルーツジュースの“飲み合わせ”は広く知られています。グレープフルーツに含まれているフラノクマリン類が、腸内の細胞に存在する薬物代謝酵素CYP3A4を不可逆的に阻害するか…
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学校薬剤師は「空気検査」で一酸化炭素や二酸化炭素の測定を行う
学校薬剤師として、インフルエンザなどの感染症がはやる冬場は「空気検査」をよく実施します。 教室でストーブを使用している場合には一酸化炭素の測定を行います。ストーブが不完全燃焼を起こしていると…
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昭和6年に誕生した「学校薬剤師」はどんな仕事をしているのか
先日、「学校薬剤師」として小学校の水道の水質検査を行いました。学校薬剤師というのは、学校医や学校歯科医らとともに、学校保健安全法で学校に設置が義務付けられています。 学校医というと、児童生徒…
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「薬剤管理サマリー」の活用はポリファーマシーの減少につながる
最近、「かかりつけ薬局」や「かかりつけ薬剤師」を持たれる方が増えてきています。かかりつけの薬剤師は、その患者さんが多くの医療機関で出してもらっている薬をすべて把握し、飲み合わせがないか、副作用が出て…
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高齢者施設での服薬を昼1回に集約…医療安全の向上につながる
日本老年薬学会は、高齢者施設でのポリファーマシー対策を実行するために、「服薬回数を減らし、昼1回に服薬を集約する」とした服薬簡素化を提言しました。 介護老人保健施設(老健)などでは、施設職員…
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オンライン服薬指導の注意点…対面でなければわからないことがある
先週まではオンライン診療・服薬指導のメリットばかりお話ししましたが、もちろん注意点もあります。 最も気を付けるべき点は、「医療従事者が実際に患者さんに触れることができない」ことではないでしょ…
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Amazonファーマシーは国民の薬に対するリテラシーをアップさせる
去る7月23日に行われた「Amazonファーマシー」の記者会見に同席させていただきました。Amazonファーマシーとは、Amazonショッピングアプリ上の自身のアカウントから、登録されている対象薬局…