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荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

本格的な花粉症シーズンが到来…早めの対策が大切

公開日: 更新日:

 各地で気温が上がる日が続き、本格的にスギ花粉の飛散が多くなっています。今年のスギ花粉飛散開始は早く、東京では1月から飛散が確認され、九州が2月上旬ごろ、中国四国、近畿東海、関東、北陸は2月中旬ごろでした。東北では3月ごろと予測されています。

 スギやヒノキの花粉数は、雄花が形成を始める前年6~7月の日照時間と、前年の花粉飛散数が大きく関係します。2024年6月の日照時間は全国的に平年並みかやや多く、7月の日照時間は北陸から東北の日本海側で平年より少なく、関東から西は平年並みかやや多くなりました。前年と比較すると、東北の太平洋側から関東、東海および近畿地方の一部で少なくなっています。

 また、花粉が少なかった翌年は、花粉飛散数が多くなり、花粉が多かった翌年は、花粉飛散数が少なくなる傾向が知られています。

 これらにより、今年の花粉飛散数は24年に花粉が少なかった近畿から西の地方は前年よりも非常に多く、例年(過去10年の平均)を超える地域が多い見込みです。東北は24年春の花粉が非常に多くなった北部でかなり少なく、南部では24年並みかやや多いと予測されています。

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