板東英二のバクロで話題 「植毛」の本当の値段
「カツラは経費で落ちるが、植毛はダメだった」――。板東英二が謝罪会見で明かした頭髪をめぐる国税との「攻防」。ネットでは早速、“ヅラ疑惑”が指摘される芸能人や司会者の実名が挙げられ、「ヅラだから経費」「植毛だから実費」といった“場外論争”まで始まっている。
もっとも薄毛サラリーマンが気になるのは、板東が突然、カミングアウトした植毛のことだろう。
「現在は、後頭部や側頭部の自毛を皮膚ごと頭頂部に移植するケースと、コラーゲンなどを施した人工毛を使うケースの2種類があります。自毛を使う場合、切り取った皮膚を生理食塩水に浸しながら少しずつ移植するために1日がかりの作業になります。細菌感染などを防ぐために一定期間は患部の保護も欠かせません。金額は薄毛の程度によって50万~150万円ほど。人工毛は1本250円前後で、手術時間は4~5時間。2000本(50万円)ほど植毛するのが一般的です」(大手植毛会社)
これに対し、「経費で落とせる」というカツラはオーダーメードで30万~50万円。板東にしてみれば、同じくらいのカネを使うのに、なぜ、植毛とカツラの経費の扱いが異なるのか――と言いたいらしい。では「境界線」はどこにあるのか。