元ツカサ代表の川又三智彦さん 自己破産して月収13万円に
破産管財人にはパスポート、印鑑など仕事に関わるものをすべて取り上げられ、「これだけの負債額だと、収監されるかもしれない」と脅かされた。だが、債権者も倒産などでほとんどいなくなっていたため、免責となったそうだ。
「実はその後、脳梗塞を2回経験して介護の必要性を痛感したのも、目下進行中のプロジェクトの軸にデイサービスを据えた大きな理由です。猪苗代町の高齢者福祉計画などによると、高齢者は4980人(平成26年度)、要介護認定者は967人います。デイサービスは絶対的に必要とされてるんです」
現在の収入は月約13万円の年金だけ。とてもそれではプロジェクトをまかなえず、私募債を募って活動資金に充てている。
「今の日本の都市には貧困にあえぐ若者があふれてる。そんな彼らを少子高齢化に悩む地方都市に呼び、地方都市の活性化と雇用創出を図る。具体的には住む場所と食事はワタシが提供し、デイサービスや畑仕事、建物の修理保全などで収入を得、採算が合ったところで報酬を払うシステムをつくり上げたいと考えてます。それができたら、次は猪苗代駅周辺の再開発。ワタシの頭の中は新しいプランでいっぱいですよ、ハハハ」