テレビの「自由さ」と「覚悟」を測る 江頭2:50の存在価値
「オレ、4月から『ぷっすま』も『めちゃイケ』も『みなおか』も、全部なくなるから、テレビ出ない人になるんだよ」(江頭2:50/フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」2月15日放送)
今年4月の改編では、フジテレビを長年支えてきた「とんねるずのみなさんのおかげでした」や「めちゃ×2イケてるッ!」を筆頭に、お笑い色の強い番組の終了が次々と発表された。この改編で大きな痛手を負ったひとりが江頭2:50(52)だ。そんな彼が語った言葉を今週は取り上げたい。
めったにテレビに出ることがない江頭にとって、比較的よく出演していた番組3つが終わってしまう。残っているのは「アメトーーク!」(テレビ朝日)の年末特番くらいだろうか。
江頭といえば「1クールのレギュラーより1回の伝説」という名言があまりにも有名だ。彼はその言葉を地でいく活動をし続け、数多くの“伝説”を残してきた。もちろん、テレビに残された伝説もあるが、ネット上にもさまざまな伝説がある。
例えば、江頭にサインを頼んだらマジックのインクが切れていて、うまく書けないまま出番がきて、江頭が呼ばれてしまった。ロケが終わると、スタッフからその子に色紙が渡された。そこには「めちゃイケ」メンバー全員のサインが。江頭がみんなに頼んで書いてもらったのだ。しかし、自分のサインは「価値が下がるから」と書かれていなかった、という“伝説”だ。