ドジャース大谷を惑わせる相手バッテリーの徹底配球…カブス3連戦でも手玉に取られ打撃停滞ムード
2年連続本塁打王のドジャース・大谷翔平(30)のバットが湿っている。
日本時間14日までのカブス3連戦では12打数1安打の3三振。先発した山本由伸、佐々木朗希を援護できなかった。8日のナショナルズ戦で4号2ランを放ったのを最後に5戦連続ノーアーチ。14日現在、打率.273、4本塁打、5打点と物足りない打撃が続いている。
大谷が本調子からほど遠いこともあり、カブスとの日本開幕シリーズから8連勝したチームはその後、3カード連続の負け越し。首位パドレスと2.5ゲーム差、2位ジャイアンツと1ゲーム差の3位と出遅れた。
米放送関係者がこう言った。
「今季、大谷が波に乗り切れないのは本人の調子や技術的なことよりも、相手バッテリーの対策が上回っているからです。ここまで対戦したチームは、追い込んでから低めのチェンジアップやインハイのツーシーム系を徹底している。この日は、高めの直球を効果的に使っていた。各球団による大谷封じの研究の成果がうかがえます。大谷はスロースターターで、これまで4月は21年に放った8本塁打が最多。4月は10試合以上残していますが、相手バッテリーを攻略しきれなければ、本塁打を量産するのは難しいかもしれません」