松山英樹 マスターズの“敗因”は…プロが指摘「スコアを崩した3日目はその典型でした」
【マスターズ】最終日
首位のR・マキロイから16打差の通算4オーバー48位発進の松山英樹(33)。優勝の可能性がゼロに等しいこの日は、前日とは別人だった。7バーディー1ボギーの66をマーク。通算2アンダーの21位まで順位を戻したが、2度目の優勝は来年以降へ持ち越しとなった。
2日目は通算3アンダーまでスコアを伸ばし、首位に5打差12位まで浮上したものの、3日目に79と崩れ、通算4オーバー。この時点でV2が絶望的になった。
松山は3日目の4番、6番パー3での3パットが「痛かった」と言ったが、その後はショットも曲がりだし、マスターズでは初のバーディーなしに終わった。
テレビで観戦していた並木俊明プロが言う。
「今季の開幕戦を制した際に使っていたセンターシャフトのパターではなく、エースパター(スコッティ・キャメロンニューポート2)で臨んだのは、21年に勝ったイメージが強いからでしょう。でも、今回は道具の問題ではないと思います。オーガスタのグリーンは超高速で、カップまでのラインは1本の線しかない。その線に乗せないと入らない。普通のグリーンのように、強めに真っすぐなんてパットをしたら10メートル以上もオーバーします。1オーバーだった初日もそうでしたが、カップインする1本の線が見つからなかったのでしょう」