「あん」 ハンセン病に向けられた世間の差別と偏見の目
2015年 河瀬直美監督
旧優生保護法の下で不妊手術を強制された障害者が国を訴えた裁判が始まり、注目されている。本作は難病に人生を奪われた女性の物語。樹木希林の飄々とした演技のおかげで説教くささを感じさせない。樹木の孫・内田伽羅の純朴な演技も好感が持てる。
千太郎(永瀬正敏)はどら焼き屋の雇われ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り724文字/全文864文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】