“加藤の乱”鎮圧で吉本完勝も 専属エージェントに潜む火種
専属エージェント契約に潜む新たな“火種”
加藤に対しては、ギャラの取り分など契約は一時的によくなったとしても、今度の仕事については、エージェントの胸三寸でどうにでもできてしまうという現実がありそうだ。テレビ局関係者はこう話す。
「決して高視聴率を取っているわけではない『スッキリ』を打ち切りにする話は何度も出ているようです。業界に影響力が大きい吉本に日テレが忖度して、体よく加藤を切ることもできてしまうわけです。吉本にとっては、加藤が吉本を気に入らなければ、『他のエージェントへどうぞ』ということですから」
芸人だけで6000人の大所帯。「代わりはいくらでもいる」という吉本の基本的な発想が変わってないとすれば、加藤を切って、他の芸人を押し込むことはたやすい。
闇営業問題に端を発した芸人の造反劇は、“加藤の乱”鎮圧で完全に会社側に軍配。「専属エージェント契約」という新たな“火種”を抱えてはいるのだが。