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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

新ナイトスクープ、ごぶごぶ…TVerでローカル番組を楽しむ

公開日: 更新日:

 3日は渡部篤郎がゲスト。番宣以外で渡部がこういう番組に出るのは初めてとか。いつも小難しい顔をしている渡部が「暇なんですよ、ここんとこ。朝夕、子供の送り迎えと、カミさんとなんか食べて……」と、浜ちゃん相手にリラックス。さらに自分のモノマネまでやるという大サービスぶり。素が見られるのはローカルのよさだ。

 他にも北海道はUHBの「発見!タカトシランド」やHBC「ジンギス談!」のタカアンドトシ、RCCの「元就。」のアンガールズら地元でやっている冠番組もキー局とはまた違った趣で面白い。

 山形放送「週刊!ピヨ卵」とかテレビ金沢「誉のドコ行く?」とか山口朝日放送「はいだしょうこと巡るやまぐち百景の旅」とか、ド・ローカルの番組が新鮮で興味が尽きない。旅行に行かなくても日本中のローカル番組が見られるのだ。

 おっと。肝心の松ちゃん。初代局長の上岡龍太郎はスタート当初まだ40代だったのに局長にふさわしい威厳があった。それに比べて3代目は56歳なのに、まだまだ見習いレベルか。探偵からやってもよかったのではという感じ。隙あらば面白いことを言ってやろうというのがどうも……。2代目局長西田敏行お得意の「泣き」を松本がどう継承するのか見ものだ。

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