“トドメを刺さない男”ヒロミは「第二の所ジョージ」へ…10年間のブランクが跳躍力に

公開日: 更新日:

 タレントのヒロミ(56)が10日、都内で電動工具ブランドHiKOKI(ハイコーキ)のCCO就任会見に出席した。

「有吉ゼミ」(日本テレビ系)内のヒロミ&ジェシーの「八王子リホーム」ではDIYの域を超えてプロ級の腕前。「芸能界で一番電動工具を使ってます。ウチの親父が大工で、職人さんがカッコよく見えるような工具を考えたい、会議に参加したいぐらいです」と工具愛と職人に対するリスペクトを熱く語った。

【写真】この記事の関連写真を見る(13枚)

 ヒロミといえば、1996年から2004年まで出演していた「発掘!あるある大事典」(フジテレビ系)で堺正章(75)との確執で芸能界を干されたとの噂が流れ、番組降板後、10年近く芸能界を離れていた。その間、加圧トレーナーなど実業家として活躍しつつ、DIYなど趣味の時間に費やしていたという。そして芸能活動を再開すると、それまでの高慢キャラは角が取れ、トレーナーのスキルを生かして健康器具をプロデュースするなど趣味が仕事に。今回のCCO就任に合わせ、オリジナルのカモフラ柄工具も発表。今や所ジョージ(66)に続く“好きを仕事にしているタレント”として好感度もアップしている。

松本伊代のイメージアップにも貢献

 芸能界を離れている間も木梨憲武(59)、藤井フミヤ(59)らとの交遊は変わらなかったそうで、ブランク期間がむしろ現在のブレークの原動力になっている。同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう言う。

ヒロミさんは実業家としてシビアな目も持ち、たまに鋭い指摘もあるけれど、マツコ・デラックスさん、坂上忍さんと同じく“トドメを刺さない”やさしさがある。今の時代に沿ったバランス感覚も普通の生活で身についたのでしょう。また愛妻家の一面からは飾らない家庭の様子が伝わり、松本伊代さんのイメージアップにもつながっている。ヒロミさんの感覚の根底には、モノづくりを好む気質とお父さんから受け継いだ職人のDNAが大きく影響しているのでは。木梨さんにしろ、最近、楽しそうにしている芸能人に共通するキーワードは“職人”ではないかと私は思っています」

 22日のいい夫婦の日に工具をプレゼントするかと問われ「うちのママもずっと(DIYを)やっててよかったねって言ってましたけど、銀座とかでバッグとか買うのが好きみたいなんで」と、いつもの愛妻トークを展開したヒロミ。今の仕事と人気ぶりならバーキンくらい安いものだろう。 

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇