蛙亭「“ふわっとした世界”があったんで『イワクラとなら何かできるかな』とワクワクした」
一昨年に続いて「キングオブコント」のファイナルに駒を進めたNSC大阪34期生の「蛙亭」。
宮崎出身のイワクラちゃんと岡山出身の中野くんは、なかなか相方が見つからず「相方探しの会」で出会います。イワクラちゃんは「大喜利が全くウケず、やっぱり暗い自分には向いていない世界だなとNSCを辞めようと思ってました」とネガティブにも聞こえるアピールでした。
その一方で、自信喪失していたイワクラちゃんを見ていた中野くんは「暗いし声も小さいけど、なんか“ふわっとした世界”があったんで『彼女(イワクラ)となら何かできるかな』とワクワクしたのを覚えています」と言います。
よくぞその空気感に気づいて声をかけて、イワクラちゃんを引き留めてくれたという感謝と、それに気づく中野くんの嗅覚。それだけですごい才能だと思います。私もコンビだったか、一人だけでの自己紹介だったか定かな記憶はありませんが、初めてイワクラちゃんを見た時に「原石発見!」と思っていました。
コンビになってからも彼女はまだまだ声が小さく、ダメ出しは「もっとしっかり声出さな! お客さんに伝わらへんぞ!」しか言っていません。