伊藤英明と松本人志はSNSで“自爆”…売られた喧嘩を買う「大人げなさ」のリスクと対処法
ここ最近目立つのが、芸能人たちのSNS投稿による初動対応のマズさでイメージダウンに至るケースだ。かつてフジテレビでドラマ化と映画化された漫画「海猿」原作者である佐藤秀峰氏(50)が2日、一度映画の撮影に見学に行き、主演俳優に挨拶しようとすると、「原作者? しゃべんなきゃダメ!?」と吐き捨てたという。佐藤氏は「嫌なヤツだと思いました」と、名指しこそしなかったものの、映画「海猿」で主演を務めた伊藤英明(48)を批判する内容を投稿した。
これに対し、伊藤はすぐさま自身のインスタグラムで、佐藤氏から贈られたとみられる原画の写真とともに、「『海猿』は僕にとって一生の財産です。約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています。撮影に携わった全員で過ごした時間も作品も自分の宝物です」と投稿。一見、感謝を述べている投稿に見えるが、当時不快な思いをさせたことへの言及などが一切なかったため、伊藤への批判が強まった。
同じく性的強要疑惑に対する週刊誌への訴訟のため、現在、芸能活動休止中のダウンタウン・松本人志(60)も、昨年12月27日発売の週刊文春による最初の報道の翌日、松本は自身のXに「いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ~」と投稿。その後、女性誌が公開した松本さんらとの飲み会に参加した女性が送ったとみられるLINEの画像を引用し「とうとう出たね。。。」と意味深な投稿を連投し、それを機に松本に対する不信感が一気に強まった印象だ。
■一呼吸を置くことの大切さ
「両者ともに、真実がどうかわからないという段階で、まだ批判の矛先がまだ向いていないタイミングに、自身を正当化するようなニュアンスにも感じられる匂わせのような投稿をしてしまった。元々あった評価まで損なわれ、人間性に疑問を持たれる結果になってしまった印象です」(炎上問題に詳しい週刊誌記者)
松本も伊藤もそれぞれ言い分があったのだろうし、思わず反論をしたくなる気持ちも理解できなくもないが、売られた喧嘩をすぐに買ってしまう"大人気のなさ"が、タレントとしての価値を下げるリスクにもなり得る時代になりつつある。
「伊藤さんについては、撮影前のピリピリしたタイミングでの挨拶だったことに対し、同情的な意見もありましたし、佐藤氏が映画『海猿』を『クソ映画』と表現したことに対する批判的な見方もありました。伊藤さんが佐藤氏の一方的な主張にすぐに反応さえしなければ、過去の行いも若気の至りとして、受け止められていた可能性も高かった。松本さんも、告発した女性へに懐疑的な見方もあった中で、混乱を煽るような投稿のみではやはり不誠実と取られかねません。両者ともに、情報が出揃っておらず、批判を向けるべきか大衆が悩んでいるタイミングに、そのままスルーしておけば、ファンも含めて擁護しやすい空気になっていたかもしれませんね。やはり、二人とも少し落ち着いて一呼吸置くべきでした」(同)
負けん気の強さこそが、長年芸能界の第一線で活躍し続けて来られた理由とも考えられるが、どちらも自身への告発に対し、すぐさまSNSで無駄に反応したことで、下げなくても良い株を下げた印象もある。必要最低限のイメージダウンを避けるためには、スルースキルを磨くしかないのかもしれない。