星野源「地獄でなぜ悪い」楽曲指定からの変更でNHK紅白に募る不信感…“来年は出場辞退”の懸念まで浮上
昨年の大晦日に生放送された「第75回NHK紅白歌合戦」。2部制になった1989年以降、歴代最低視聴率を更新した一昨年と比べると、0.8ポイント視聴率が上昇するなど、健闘したものの、視聴者の間に緊張が走ったのが、10回目の出場となった星野源(43)の歌唱時だった。
先月23日、出場者の曲目発表時は、紅白演出担当者からの熱いオファーを受け、2013年にリリースした「地獄でなぜ悪い」の弾き語りが星野の歌唱曲となることが明らかにされた。ところが、その後、22年4月に性加害疑惑が報じられた映画監督・園子温氏の同名映画の主題歌であったことなどから、NHKに批判が殺到。性加害疑惑については、24年に報じた出版社と園氏の和解が成立しているものの、同楽曲を紅白で歌唱することが性被害者への二次加害になる可能性があるとし、同月26日、星野の紅白歌唱曲が「ばらばら」に変更された。
星野は公式サイトで歌唱曲の変更について、12年に自身がくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院で作詞した“星野源の歌”であることを強調しながらも、二次加害になる可能性を否定しきれないとし、「あらゆる性加害行為を容認しません」と楽曲変更への真摯な思いを掲載している。