風邪、冷え、頻尿…「冬の不調」には漢方が効く

公開日: 更新日:

「さらにインフルエンザなど“かぜの親玉”には、白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)と板藍根(ばんらんこん)を応援に加えた3点セットで応戦。予防として飲んでおいても結構です」

 葛根湯とともに、家に常備しておきたい。

■心臓と血管を守る生薬

 冬の寒さは血管を収縮させ、血管ひいては心臓に負担をかける。中高年にとっては、心筋梗塞脳卒中などのリスクが高まる季節だ。

「血行を改善して、体を温める効果もあるのが冠元顆粒(かんげんかりゅう)という漢方薬。血圧が高い方が予防的に飲むことをオススメします」

 神経痛やリウマチも、寒さで神経の通りが滞るため起こる病気。この場合は、筋肉の力をつけ、痛みを緩和する「独歩顆粒(どっぽかりゅう)」がいいそうだ。

■下半身をパワーアップ

 寒くなると頻尿が悩みという向きは少なくない。これは、人体の五臓(心・肝・脾・肺・腎)のうち泌尿器や生殖器をつかさどる「腎」が、寒さでパワーダウンしているため。改善させるには、腎の力を補う必要がある。

「それには参茸補血丸(さんじょうほけつがん)という漢方薬です。精力剤の2大王様といわれる朝鮮人参と鹿茸(ろくじょう)が主成分なので滋養強壮にも効果的。腎を補うことは、精力を補うことでもあるんです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択