ジワ~リ効く「温断食」で肥満&生活習慣病リスクを軽減
■食事と入浴で温める
体を温めるために、まず食べ物と入浴方法を工夫する。
「ショウガは、辛味成分が血流を促進するため、体を温めてくれます。ニラ、ニンニク、ネギに含まれる硫化アリルにも、同様の効果があります。血栓予防に効果的な納豆も、血流促進に役立ちます」
アルコールは日本酒なら1日2合、ビールなら大瓶2本程度の量であれば、血流を高める良薬だ。
「そして毎日の入浴。風呂の温度は、その時の体調との兼ね合いと“気分がいい”と感じる温度を選びましょう」
肩凝りや腰痛がある人なら、42度以上の熱めの湯で入浴時間は5分以上10分以内。
朝、なんとなくシャキッとしないと感じる人や胃潰瘍の人は、熱めの湯で朝入浴するといい。高血圧、胃腸不調、不眠症なら、38~41度のぬるめの湯で20~30分程度、体を温める。
次に断食。こちらは朝食を抜いて1日2食にする“朝断食”から始める。
「ただし、脳や筋肉を動かすエネルギーは補給する必要があります。朝は朝食の代わりに、ニンジンとリンゴのジュースか、ハチミツとショウガを入れた温かい紅茶などを飲みましょう。量はコップ2~3杯程度です」