何を食べてもまずい…こってり好きは用心「味覚障害」の恐怖

公開日: 更新日:

 亜鉛不足の場合と同様に、原因を取り除くことが第一。口腔内をきれいにし、抗真菌薬を使う治療が有効だ。

 唾液の分泌量が低下すると、味覚物質を味蕾にスムーズに運べないので、より味が分かりにくい。唾液の分泌量低下は、薬の副作用、シェーグレン症候群などの病気、現代病ともいえるストレスなどで起こる。それぞれに応じた治療とともに唾液の分泌を促すために、よく噛んだり、マッサージを行ったりする。

 さらには、末梢神経や脳のトラブルが原因で味覚障害が起こっている場合もある。
「へんとうの手術後や脳梗塞の後遺症で、味覚を伝える神経や味覚を認識する中枢に異常がある場合は、味が分かりにくくなることが珍しくありません」

 味覚障害は、塩分・糖分の取り過ぎや食欲低下などの二次的なトラブルを引き起こす。早めの対策が肝心だ。もしかして…と思ったら、味覚をチェックしてくれる診療の受診を。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝