<1>目に見えて効果が上がるのは「高血圧」?

公開日: 更新日:

 周東院長は総合臨床医として、各病症を持つ患者に薬を処方し、治療に当たる。その療法の一環として、または診療のモチベーションを高める目的で「カラオケ療法」を導入したという。

 継続するこうしたカラオケ療法で、目に見えて効果を上げている病気が「高血圧症」だという。

 なぜカラオケが高血圧症に効果があるのか。周東院長がこう言う。

「カラオケの中でも、例えば歌手、都はるみの『アンコ椿は恋の花』という歌があります。このアンコ~と、うなり節の箇所では、歌う人は誰もが大きく息を吐き出します。そのため、息を大きく吸い込むことになりますが、これは酸素を大量に取り込むことにほかなりません。上手な腹式呼吸で酸素を大量に取り込めば血管の収縮と拡張が活発になり、血行が促進され、血圧が下がるのです」

 高血圧症の改善は、脂質代謝異常症、動脈硬化肥満の改善にも結び付くという。

 実際、周東院長は「カラオケ前後の血圧と中性脂肪値=3月後検査」のデータを示す。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然