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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

“植物性食品”って何?ビーガンでもない米国人がハマるワケ

公開日: 更新日:

 アメリカ人の食生活といえば、ステーキやハンバーガーなど「肉」を真っ先に連想するかもしれません。しかし、今年の食トレンドは「プラント・ベースト・フード」に決まりでしょう。

 これは、肉や魚などのタンパク源の代わりになる植物性食品のこと。肉や魚を食べないベジタリアン、卵、乳製品、蜂蜜も食べないビーガンがタンパク源として取っている豆腐、玄米、グラノーラはもちろんのこと、プラント・ベースト・フードには、新たな需要とテクノロジーの進歩によって生まれた植物性食品も含まれます。

 これまでもベジタリアンやビーガンのライフスタイルはありましたが、非常に少数派でした。ところがここ数年、人気が急上昇していて、ビーガン人口は全体の6%にまで増加しました。現在ではビーガンでない一般のアメリカ人の約4割が、食べ物を積極的にプラント・ベースト・フードに切り替えていることを示す数字が発表されています。

 その最大の理由は、健康です。7割が太り過ぎ、さらに4割が肥満症とされるアメリカ人のほとんどが、国が推奨する野菜の摂取量を満たしていません。体重を落として健康になるためには、食生活を植物性に変えるしかないとの考え方が広まっているのです。

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