治らないめまいに“持続性知覚性姿勢誘発めまい”の可能性

公開日: 更新日:

 石井医師がめまい患者に勧めているのは、運動と呼吸法だ。いずれも、バランスが崩れた自律神経を正常な方向に持っていくのに役立つ。

「運動では有酸素運動がいい。特に3~5分早歩きし、3~5分ゆっくり歩くインターバル歩行が自律神経を整えることは、国内外の研究で明らかになっています。さらに、唯一自律神経に働きかけることができるのが呼吸です。めまいなどに悩んでいる人には、浅い胸式呼吸がよく見られます。これは、交感神経を緊張させ、自律神経のバランスを崩します。横隔膜を動かし、ゆったりとお腹から呼吸する腹式呼吸を心掛けてください」

 めまいが改善しない人は、現段階では、運動と呼吸法から始めてみようではないか。

■PPPDの国際的な診断基準

 一部は次の通り。「浮動感、不安定感、非回転性めまいのうち1つ以上が、3カ月以上にわたってほとんど毎日存在する」「3つの因子(立位姿勢、特定の方向や順位に限らない能動的あるいは受動的な動き、動いているもの、あるいは複雑な視覚パターンを見たとき)で増悪する」「ほかの疾患や障害ではうまく説明できない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲