今年は多め 花粉症で眠くならず薬で症状を抑えるポイント
■効き目が悪い場合
鼻アレルギー診療ガイドラインには、重症度と病型に応じてどの薬を用いるべきか細かく掲載されている。
「中等症と重症・最重症では治療が異なります」
ただし、耳鼻科医の9割はガイドラインを持っているが、内科医では4割という調査結果も。薬の効き目が悪い場合、重症度と病型に合っていない薬が処方されている可能性がある。
■重症度、病型を知る
適切な薬を選ぶ上で、重症度と病型は必須。「1日のくしゃみの平均回数」と「1日の鼻をかむ回数」のどちらか多い方を選択。また、鼻づまりの状態が5段階中どこに当てはまるかをチェック。2つを掛け合わせて重症度と病型を知ることができる。詳しくは、鼻アレルギー診療ガイドラインを見るといい。
■副作用で眠い場合は
重症度、病型で花粉症を分類した場合、どの花粉症にも使う薬が第2世代抗ヒスタミン薬だ。抗ヒスタミン薬には、第1世代、第2世代前期、第2世代後期(非鎮静化)があり、眠気の副作用がない薬は、第2世代後期だ。