マスク一日中着用にリスクはないか 中国では中学生が急死

公開日: 更新日:

 もちろんマスクをしているとマスク内にとどまった呼気をそのまま吸い込むため、呼気で排出すべき二酸化炭素を再吸入してしまい、二酸化炭素中毒になる可能性が高い。気密性の高いマスクをすることで陰圧性肺水腫と二酸化炭素中毒が同時に起こった可能性もあるという。二酸化炭素中毒とは呼吸が困難になり、空気中の濃度が3~4%(普通の呼気の中の濃度)で頭痛・めまい・吐き気などが表れ、7%を超えると意識を失い、その状態が続くと呼吸停止の状態になり20%を超える状態だと数秒で死に至ってしまう。逆に運動時に呼吸が苦にならない人は、マスクの装着法やマスク自体の性能に問題がある可能性も考えられる。

 実はマスクを着け続けることは他にも問題を起こす可能性がある。そのひとつが熱中症だ。マスクを着け続けることで熱中症を自覚しづらくする可能性もあるという。

「外出自粛で、例年この時期に行われる暑熱順化ができなくなるうえ、筋肉量も減っています。筋肉は体に水分をためるもっとも大きな臓器です。その量が減ることは体内の水分量減少を意味します。つまり、多くの人はいま脱水になりやすい状態にあるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因