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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

「健康で長生き」には必須のタンパク質 理想的な取り方は

公開日: 更新日:

 タンパク質の食事摂取基準は総エネルギーの15~20%で(65歳以上の場合。50~64歳は14~20%)、推奨量は1日65グラム以上。目安として、木綿豆腐100グラムにタンパク質6・6グラム、絹ごし豆腐では4・9グラム、鶏胸肉皮付き・焼きで100グラム中34・7グラム、鳥もも肉では26・3グラム含まれています。

 身長・体重が小さかったり、75歳以上で活動量が大きく低下して必要エネルギー摂取量が低くても、タンパク質の摂取量の下限は、推奨量以上とすることが望ましいとされています。

 前回、「○○○にいいという食品でも、過剰な取り方は逆効果」という話を紹介しました。筋肉量維持に不可欠なタンパク質ですが、タンパク質の取りすぎは腎臓にダメージを与えます。

■朝・昼の食事に納豆や豆腐、卵を加える

 糖尿病の人には腎臓が悪い人もいるので、タンパク質の取り方には特に注意しなければなりません。

 過剰にならず、少なすぎにもならず、タンパク質を摂取するには、3度の食事でバランスよく取ること。

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