著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【マグロ】朝にご飯と一緒に食べて高血圧や動脈硬化を撃退

公開日: 更新日:

 マグロの名前の由来には、マグロの目が黒いので、「目黒」と書かれたことから次第にマグロと呼ばれるようになったという説、背中の色が黒く、海面から見ると黒い面しか見えないことからマグロと呼ばれるようになった説があります。寿命は10年から30年といわれており、泳いだまま一生を過ごします。時速100キロの高速で泳ぐため、水の抵抗が少ない流線形になっていることも特徴です。

 マグロは、良質なタンパク質を多く含み、筋肉や皮膚など体をつくる働きをします。血合い(魚の背と腹の間に存在する赤色線維筋と呼ばれる部分)のところにはアミノ酸の一種であるタウリンが、タンパク質の働きをサポートするとともに、内臓の機能がUPします。貧血の軽減や防止に効果的な鉄、ビタミンB12、大人だけでなく胎児や乳児の脳の状態・免疫機能などにも効果が期待できるとされるビタミンB6なども含まれています。

 特にトロには、頭の働きをよくするといわれるDHA、血中のコレステロールや中性脂肪を減らし、血液をサラサラにしてくれるEPAも豊富! 時間栄養学的にはDHA、EPAは朝に炭水化物と一緒に食べることで朝型になるというデータも出ていますので、ぜひ朝ご飯に食べてみてはいかがでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも