モノが突然見えづらくて…高血圧なら目の動脈硬化に要注意

公開日: 更新日:

 20歳以上の日本人の2人に1人は高血圧、といわれるほど、高血圧は非常に多い病気だ。高血圧は動脈硬化を引き起こし、脳卒中心筋梗塞などの危険因子になる。そして高血圧は、50歳以上に多い目の病気、「網膜静脈閉塞症」の危険因子でもある。「ひきち眼科」(北海道・札幌)の引地泰一院長に聞いた。

「網膜静脈閉塞症は、網膜を流れる血管の静脈が詰まる病気です」

 症状は、「ぼやける」「輪郭がよく分からない」「視野の一部分が暗くなって見えない」など。これらの見え方の異常が、突然起こる。

「『年のせい』『疲れているから』などと考え、様子見をする方がいます。しかし、遅くとも1~2週間以内には眼科を受診すべきです」

 静脈が詰まると血液の行く手が塞がれ、血液があふれ出る。そして網膜内に広がり、網膜浮腫(腫れ)を起こす。

「網膜浮腫は、静脈が詰まって1~2週間ほどで出現します。詰まった静脈が網膜のどの部位にあるかで症状やその後の視力の回復が異なってくるものの、網膜浮腫が長く続くと、治療をしても視力が十分に回復しない可能性が高くなるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由