著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

見え始めたニューヨークの新型コロナワクチン接種計画

公開日: 更新日:

 CDCの提言で次に優先順位が高いのは老人ホーム入居者とスタッフです。アメリカのこれまでの死者27万人のうち、実に4割が老人ホームから発生しているからです。続いてエッセンシャルワーカーと呼ばれる食品関連の産業で働く人たち。以前にもお伝えした通り、食肉加工場で発生したクラスターが感染の広がりの原因になっただけでなく、全米の肉の流通を妨げたことも大きな問題となりました。そして、その次が高齢者という順番です。

 アメリカでは11月の1カ月間のコロナ新規感染者は過去最高の400万人に達し、12月初旬現在、これまでの累計は1400万人、1日の死者は3000人に迫っています。

 ワクチンが一般に行き渡るのは来年5月から6月という予測の一方で、2月までの死者数は累計で45万人に達するという試算もあり、いずれにせよ厳しい冬を迎えることになるのは間違いなさそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方