木綿豆腐は生活習慣病のリスクが高い中高年ほど積極的に
日本人にとって大豆は身近な食品で、古くから貴重なタンパク源として重宝してきた。今回は大豆の栄養分について取り上げたい。
節分の豆まきに使われるのは、炒った大豆。「畑の肉」といわれるだけあって、大豆はタンパク質が豊富で100グラム中33.8グラム含まれている。大豆のタンパク質はコレステロールや中性脂肪を下げるなどの特徴がある。多価不飽和脂肪酸も大豆に多く含まれており、これもコレステロールを下げる働きがある。生活習慣病のリスクが高い中高年は、積極的に食べたい食品だ。
ほかの栄養分も豊富。例えば食物繊維19.4グラム、カリウム2000ミリグラム、マグネシウム240ミリグラム、鉄7.6ミリグラム、亜鉛4.2ミリグラム……。
これは、記者(46歳女性)の経験談なのだが、筋トレをしているのでタンパク質摂取目的で、毎日必ず何らかの大豆加工食品を食べている。最も出番が多いのは、木綿豆腐一丁を使った小鍋。ここに納豆をプラスすることも多い。結果、日本酒3合とワイン半分を毎晩欠かさず飲み、深夜まで好きなものを好きなだけ食べているのに体脂肪率15~16%を維持している。プロテインは飲んでいない。
筋肉を落とさずに体重を落としたいという人は、大豆加工食品を日常的に取り入れてはどうだろう?