膝<下>変形性膝関節症の進行を抑える食事・運動のやり方
O脚のチェック法は、つま先を揃えて両足をビシッと閉じて立ち、「気をつけ」の姿勢を取る。このとき左右の膝の間に指2本分以上の隙間があったら、O脚の可能性がある。加えて、普段履いている靴の底をチェックして、外側ばかりすり減っていたらO脚の可能性がかなり高い。O脚自体を治すのは難しいが、O脚の進行を予防する簡単な矯正方法がある。それは、「足の外側を高くしたインソール」を靴に入れること。インソールで足の左右外側を高くすると、膝を内側に寄せる力が働く。すると、O脚の進行を防げるし、膝関節の内側の骨がぶつかりにくくなり、軟骨の摩耗を抑えられるわけだ。
「O脚用のインソールは、靴屋さんやネット通販などで市販されています。ただ、市販品だと足の外側の高さが自分のO脚の程度に合わないケースが出てきます。そういう場合は、値段が少し高くなりますが整形外科でオーダーメードのインソールを作る手があります。また、外反母趾を併発している人はオーダーメードの方がいいでしょう」
膝の負担を考えれば、体重が少ないに越したことはない。6キロ痩せると膝の痛みへの軽減効果が得られるとされているという。無理せず、できる範囲でダイエットも心がけよう。