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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

デルタ株で子供のコロナ感染急増 アメリカで“マスク戦争”再び

公開日: 更新日:

 デルタ株の流行で、これまでと大きく違うのは子供たちへの感染の急増です。

 14日現在、アメリカでは子供の入院者数は過去最大の1900人超。新学期が始まっている地域ではクラスターが生まれ、授業をリモートに切り替えるところも出ています。

 アメリカでは11歳以下の子供へのワクチン接種はまだ認可されておらず、感染対策はマスクしかありません。ところが共和党が優勢な南部の州ではマスク着用に反対する声が根強く、賛成派と反対派の親たちが衝突を続けています。

 フロリダ、テキサス、アリゾナの3州では学校でのマスク義務付けを禁止する法律が成立。しかし一部の学区では法律に違反し、マスクを義務付けています。これを受けたデサントス・フロリダ州知事はマスクを義務付ける学区に対し、教員の給与のカットも辞さないとする強い姿勢を打ち出しました。それでも子供たちの安全には代えられないと、教員たちが無給覚悟でマスク義務付けを決めた学区もあります。バイデン政権はこうした学区に対し、給与の肩代わりをすると発表しました。

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