米で認可の3つのワクチンはデルタ株にも効果 ファイザー製で64%
アメリカは7月1週目の時点でデルタ変異株が新規感染の5割を超え強い感染力を見せていますが、同時に3種類のワクチンがデルタ株に効果があることも分かってきています。
アメリカの現時点でのワクチン接種率は1度でも接種した成人が67%。7月4日独立記念日までに成人の70%を目指していたバイデン大統領の目標は達成できなかっただけでなく、接種率は停滞しています。接種率の低い州では感染が増加傾向にあります。
その結果、残念ながらアメリカ全体でも感染者が約1万2000人(1日60万人検査)で再び増加傾向にあり、その多くがデルタ株によるものとみられています。
一方、アメリカで認可されている3つのワクチン、ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン製がいずれもデルタ株に対して効果があることも伝えられています。
CDC(アメリカ疾病対策センター)によれば、これまでのウイルスに対しては2回目の接種の2週間後には、症状を含む感染を防ぐ効果はファイザー製95%、モデルナ製94%、1回のみの接種のジョンソン&ジョンソン製は66%。デルタ株に対しても一定の効果があると考えられています。しかしこれまでデルタ株に特化した正式な数字はまだ発表されていません。