花粉症ピークはこれから…かゆくて目を強くこすると失明する危険

公開日: 更新日:

 目を何度も強くこする人は「円錐角膜」と呼ばれる目の病気を発症する可能性が高くなるともいわれている。

「この病気は角膜の中央部分が薄くなることで、眼圧に負けた中央部下部が結果として前方に円錐状に突出する病気です。このため、視力が出にくくなります。ハッキリした原因はわかっていませんが、アトピー性皮膚炎やアトピー性結膜炎を併発しているケースが20%以上報告されており、花粉症との関係も疑われています」

 円錐角膜は薄くなった角膜部分が混濁して光がまぶしく見えたり、物が二重に見えたりするが、当初はメガネやコンタクトで視力矯正できるため気づかない人も多いという。

「ただし、円錐角膜が進行すると、角膜内に眼球内を満たしている房水が流れ込んできて水腫が発生したり、薄くなった角膜が破れて角膜移植が必要になったりします」

■点眼薬と内服薬で対策を

 実際、もともとアトピー性皮膚炎などのアレルギーがある人が、花粉症でアトピー性結膜炎を発症すると、強く目をこすり過ぎて白内障が進むこともある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち